サプリメント
概要
サプリメント(栄養補助食品)は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、脂肪酸、ハーブ、機能性成分などを濃縮した形で摂取し、通常の食事では不足しがちな栄養を補うことを目的とした製品です。
病気を「治療する薬」ではなく、あくまで栄養を補う補助的手段として位置づけられます。
背景と成り立ち
20世紀後半以降、食の加工化や生活習慣の変化により、栄養の偏りが問題視されるようになりました。
これに伴い、個人の健康管理の一環としてサプリメント市場が拡大し、現在では予防医学やセルフケアの文脈でも広く利用されています。
基本的な考え方(コアコンセプト)
1)「補う」ための存在
サプリメントは食事の代替ではなく、不足を補うものという位置づけです。
基本は食事・睡眠・運動で整え、その上で必要に応じて活用します。
2)個別性の重視
年齢、性別、体質、生活習慣、疾患の有無によって必要な栄養は異なります。
3)過剰摂取のリスク
「多ければ良い」わけではなく、過剰摂取は健康リスクを伴う場合があります。
主な種類
ビタミン
• ビタミンC:抗酸化、免疫サポート
• ビタミンD:骨代謝、免疫調整
• ビタミンB群:エネルギー代謝、神経機能
ミネラル
• 鉄:貧血予防
• マグネシウム:筋肉・神経の働き
• 亜鉛:免疫、皮膚、味覚
脂肪酸
• オメガ3(EPA/DHA):炎症調整、心血管サポート
アミノ酸
• グルタミン:腸管ケア
• アルギニン:血流改善
ハーブ・機能性成分
• クルクミン、レスベラトロール、コエンザイムQ10 など
適用される場面(一般的な例)
• 偏った食生活の補正
• 妊娠・授乳期(葉酸、鉄など)
• 高齢期の栄養補完
• 運動後のリカバリー
• 特定の栄養不足が疑われる場合
強み
• 手軽に栄養補給できる
• 個人のニーズに合わせて選択可能
• 予防や体調管理に役立つ場合がある
限界・注意点
• 薬の代替にはならない
• 過剰摂取による副作用の可能性(例:ビタミンA、鉄)
• 薬との相互作用(例:抗凝固薬とビタミンK、ハーブ類)
• 品質のばらつき(製品ごとの差が大きい)
標準医療との関係
サプリメントは補助的手段であり、疾患の診断・治療の代替ではありません。
特に持病がある場合、妊娠中・授乳中、手術予定がある場合は、医師や薬剤師に相談が推奨されます。
関連分野
• オーソモレキュラー医学
• 食事療法(概論・各論)
• メディカルハーブ
• 統合医療モデル



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