1)この記事の情報は、治療効果を保証するものではなく、医師の診断や治療に代わるものではありません。緊急時や症状が長引く場合は、適切な医療機関を受診してください。また、ホメオパシーや自然療法に関する情報は補助的なものであり、実際の治療は専門医の相談をお勧めします。

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肩凝り・肩の痛みの原因と対応、効果が期待できるレメディ

症状

肩の痛みに対応するレメディ

てとネット会員限定LINEグループでの相談事例

ユーザー
会員さん

こんばんは。
一昨日の夜から両肩の辺りに鈍痛があり、少し痛みが強くなってる感じです。
首を回しにくいかんじは、あるんですが、腕を動かすのに痛みが強くなったりはしないです。
心当たりは、一昨日肩が凝っていたので、無理に動かしすぎた気もしてます。

今持ってるレメディーは
ファーランフォス、マグフォス、
kali_p、calc_f、nat_p
ポースティーラ、カンサリス、アコナイト
ベラドーナ、アーニカ
です。
よろしくお願いします。

あおい先生
あおい先生

こんばんは!
アーニカを今夜取ってみて、
変わらなければ明日朝昼晩とkali-p取ってみるといいと思います!
アーニカは筋肉の損傷とか、血流の悪さに対応します!

受診が必要な危険な肩凝り・肩の痛み

以下のような症状が伴う場合は、危険な肩こりの可能性があるため、速やかな医療機関の受診が必要です(※1)。

  • 運動したとき(例えば階段を上るとき)に肩が痛む

狭心症の可能性があります。

  • 手のしびれや麻痺を伴う

首や肩の神経・血管が圧迫されているときの症状です。

  • 首や肩を動かしていないのに痛む

骨の異常や内臓の病気の可能性があります。

  • 徐々に症状がひどくなる

進行性の病気が考えられます。例えば、がんなどです。

肩こりが起こる理由

私たちの頭部は、成人で約4〜6kgの重さがあり、さらに両腕の重さも加わります。これらを支えているのが首と肩周辺の筋肉です。

特にデスクワークやスマートフォンの操作など、前かがみの姿勢が長く続くと、重力によってその負担はより肩に集中します(※1)。

つまり、ただ日常生活を送っているだけでも、肩は絶えず重さにさらされており、非常にこりやすい部位だということがわかります。

実際、厚生労働省の「国民生活基礎調査」では、女性の自覚症状で最も多いのが「肩こり」、男性でも第2位に挙げられており、国民的な悩みといえます(※1)。

なお、すべての肩こりの原因が「疲れ」や「姿勢」だけとは限りません。
上述したように、骨や神経の異常、内臓疾患などが原因で起こる、「病気のサインとしての肩こり」もあります。

肩こり・肩の痛みが生じる主な原因

首や肩の骨・筋肉に原因がある場合

肩や首まわりの構造に以下のような問題があると、痛みやこりが出やすくなります(※1)。

  • 椎間板ヘルニア

背骨の間にある椎間板というクッションの中身が飛び出して、神経を圧迫し、痛みが生じます。

  • 頚椎症、後縦靭帯骨化症

加齢などで首の骨や靭帯が変形・硬くなり、神経を刺激します。

  • 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

肩関節まわりの炎症で、動かすと強く痛みます。

  • 胸郭出口症候群

首から腕に向かう神経や血管が圧迫され、肩や腕にしびれや痛みが出ます。

  • その他

スポーツで首や肩の筋肉を痛めたり、首の骨のがん等で痛みが生じる場合があります。

首や肩以外に原因がある場合

肩まわりに異常がなくても、以下のような要因で肩こりが起こることがあります(※1)。

  • 内臓の病気や高血圧

心臓や肺の病気、高血圧などで肩こりが生じる場合があります。

  • 眼精疲労

近視や乱視などの矯正が適切でなかったり、眼疾患により物が見辛い時、不自然な姿勢で物を見がちになるため肩こりの要因となります。

  • その他

顎関節の不調や耳鼻科関連の疾患、更年期障害やストレスにより、肩こりが生じる場合があります。

  • 原因がはっきりしない場合(本態性肩凝り)

原因がはっきりと特定できない肩こりが非常に多いです。

肩こり・肩の痛みの治療方法

肩こり・肩の痛みの治療法として、主に以下が挙げられます(※1)。

  • 危険な肩こりの見極めが最優先

まずは重大な病気が隠れていないか確認します。心臓や脳、肺などが関係する「危険な肩こり」の可能性がある場合は、すぐに検査・専門治療へ進む必要があります。

  • 原因を探りながら、対症療法を行う

「危険な肩凝り」に該当しない場合は、時間をかけて原因を探します。原因が確認できた場合はそれに対する治療を行いますが、はっきりとした原因が見つからない場合は肩こりを和らげる対症療法を行います。

  • 手術が必要なケースも

首や肩の骨の病気が見つかった場合は、手術が選択肢となることもあります。

  • 医療機関での治療

危険な肩こりに該当しない場合、医療機関では通常薬物療法からはじめ、症状が改善しない場合には理学療法や神経ブロックなどが追加されていきます。

主に、以下のような治療法がとられます。

🔷薬物療法(痛み止め、筋弛緩薬、血流改善薬など)
🔷装具療法、理学療法(ネックカラー、牽引、温熱療法など)
🔷ペインクリニック(神経ブロック注射で痛みを遮断)

肩こりの対策・セルフケア

肩こりの対策・セルフケアは主に以下で効果が期待できます(※1)。

  • 日常生活の見直し

🔷姿勢を正す(特にパソコン作業時など)
🔷枕の高さを調整する
🔷バッグは片側だけにかけない
🔷眼精疲労に注意する(こまめな休憩・メガネの見直しなど)

  • 温めるケア

カイロ、温水シャワー、ドライヤーの温風などで、肩をじんわり温めると血流の改善が期待できます(やけどには注意)。

  • 肩こり体操・ストレッチ

簡単な体操で肩周辺の筋肉を動かすことは、血流を良くし、こりの予防にもつながります。

  • こりの悪循環を断ち切る意識

肩こりになると、痛みやこりによるストレスがさらなる筋緊張を生み、悪循環に陥ることがあります。

肩こりの基礎知識

肩こりとは、後頚部から肩に拡がる鈍痛や不快感、筋の緊張のことです(※2)。
肩こりをもつ割合は非常に高く、男性で約6%、女性で約13%と報告されています(※3)。
労働者では1年間の新規発生の重症な肩こりの発症率は約3%とされています(※4)。

まとめ

肩の痛みやこりは、多くの人が日常的に抱える身近な悩みですが、時に重大な病気のサインであることもあります。

まずは危険な症状がないかを見極めることが大切です。そのうえで、生活習慣の見直しやセルフケア、必要に応じた医療機関の受診を心がけましょう。

参考文献

(※1)一般社団法人 日本臨床内科医会

(※2) 慢性疼痛診療ガイドライン

(※3)厚生労働省平成 28年度国民生活基礎調査(閲覧日2020年7月31日)

(※4)Sawada T, et al: Potential risk factors for onset of severe neck and shoulder discomfort (Katakori) in urban Japanese workers. Ind Health 2016;54 : 230-236. doi: 10.2486/indhealth.2015-0143.

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