DASH食

最終更新:2026年8月20日

DASH食は、高血圧の予防・管理を目的に開発された、野菜、果物、全粒穀物、低脂肪乳製品などを中心とする柔軟でバランスのよい食事パターンである。特別な食品を必要とせず、食品群ごとの摂取目標を用いる。[1]

基本構成

DASHはDietary Approaches to Stop Hypertensionの略称である。野菜、果物、全粒穀物を多くし、無脂肪または低脂肪の乳製品、魚、鶏肉、豆類、ナッツ、植物油を取り入れる。飽和脂肪の多い肉や全脂肪乳製品、ココナッツ油やパーム油などの熱帯油、砂糖入り飲料や甘味食品は控える。[1]

栄養上の特徴

DASHでは、飽和脂肪とトランス脂肪を少なくし、カリウムカルシウムマグネシウム食物繊維、たんぱく質を豊富に含む食品を選ぶ。また、ナトリウム摂取を抑えることが重要な要素となる。[1]

2,000 kcal食の目安

NHLBIが示す2,000 kcal/日の例では、穀類6〜8食、野菜4〜5食、果物4〜5食、低脂肪または無脂肪乳製品2〜3食などを目安とし、ナトリウムは1日2,300 mgを目標とする。1,500 mgまで減らすと血圧をさらに下げるとされる。必要な食数は個人のエネルギー必要量によって変わる。[1]

実践方法

NHLBIは、2,000 kcal/日を基準にした7日間の朝食・昼食・夕食・間食例を公開している。摂取エネルギーが異なる場合は、食事量を増減して調整する。[2]

ナトリウム量

DASH食では2,000kcalの例で1日2,300mgのナトリウムが目安として示され、1,500mgまで減らすと血圧をさらに下げる可能性がある。実際の適切なナトリウム摂取量は健康状態や治療方針に応じて調整する。[1]

エビデンス・科学的評価

NHLBIはDASHを心臓の健康に配慮した食事パターンとして提示し、ナトリウム1,500 mg/日は2,300 mg/日より血圧をさらに低下させるとしている。[1]

安全性・注意点

DASHは固定された単一メニューではなく、必要な摂取量は1日のエネルギー必要量によって調整する食事パターンである。2,000 kcalの例をすべての人へそのまま適用するものではない。[1][2]

参考文献・参考情報

  1. NHLBI: DASH Eating Plan ↩本文
  2. NHLBI: A Week With the DASH Eating Plan ↩本文

カテゴリ:栄養・食事

タグ:DASH / 血圧 / 食事パターン

知識マップ

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関連項目