役割
ビタミンDは腸管でのカルシウム吸収を助け、骨の形成と維持に関わる。十分なビタミンDが得られない状態が続くと、子どもではくる病、成人では骨軟化症や骨粗鬆症につながることがある。[1][2]
ビタミンDは骨だけでなく、筋肉の動き、神経による情報伝達、免疫系の機能にも関与する。[1][2]
得られる経路
ビタミンDは、日光を受けた皮膚での産生、食品、サプリメントから得られる。自然に多く含む食品は限られ、魚、卵黄、肝臓などが挙げられる。米国では牛乳や一部のヨーグルト、朝食用シリアルなどの強化食品も供給源となる。[1][2]
サプリメントには主にビタミンD2とD3が用いられ、どちらも血中ビタミンDを増加させる。MedlinePlusでは、D3のほうがより高く、より長く血中濃度を上げる可能性があるとしている。[1]
推奨量
1日あたりの推奨量は年齢によって異なる。1歳未満は400 IU、1〜70歳は600 IU、71歳以上は800 IUが目安として示されている。妊娠・授乳中は600 IUとされる。[1][2]
不足しやすい人
高齢者、母乳栄養の乳児、皮膚の色が濃い人、脂肪吸収を妨げる病気がある人、肥満がある人、胃バイパス術後の人などでは、追加のビタミンDが必要になる場合がある。必要性は検査や健康状態を踏まえて判断される。[1]
吸収と補充
ビタミンDは脂溶性で、サプリメントは脂肪を含む食事や間食とともに摂ると吸収されやすい。血中濃度が十分か不明な場合や不足リスクがある場合には、医療者がビタミンD検査を行って補充の必要性を判断することがある。[1]