原発性アルドステロン症

最終更新:2026年8月15日

原発性アルドステロン症は、副腎からアルドステロンが自律的に過剰分泌されることで高血圧を起こす病態であり、低カリウム血症を伴うこともある。[1]

概要

原発性アルドステロン症ではアルドステロンの過剰によりナトリウム保持とカリウム排泄が進み、高血圧を生じる。典型例では低カリウム血症を伴うが、実際には明らかな低カリウム血症がない患者も多い。[1]

主な原因

代表的な原因はアルドステロン産生腺腫と両側副腎過形成であり、まれに家族性の病型もある。原因が片側か両側かによって治療方針が異なる。[1]

検査

スクリーニングでは血中アルドステロンとレニンを測定し、アルドステロン・レニン比を評価する。陽性が疑われる場合は確定検査や画像検査を行い、必要に応じて副腎静脈サンプリングなどで左右差を評価する。[1]

治療

片側性病変では腹腔鏡やロボット支援による副腎摘出術が第一選択となる。両側性病変や手術を行わない患者では、スピロノラクトンやエプレレノンなどのミネラルコルチコイド受容体拮抗薬による治療が中心となる。[1]

エビデンス・科学的評価

原発性アルドステロン症は治療可能な二次性高血圧の重要な原因であり、アルドステロンとレニンによるスクリーニング後に片側性・両側性を区別して治療する。[1]

安全性・注意点

低カリウム血症がなくても原発性アルドステロン症は否定できず、治療しない高アルドステロン状態は高血圧に伴う臓器障害へ関係するため適切な評価が必要となる。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Hyperaldosteronism ↩本文

カテゴリ:代謝 / 症状・疾患

タグ:アルドステロン / 原発性アルドステロン症 / 高血圧

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