休止期脱毛

最終更新:2026年8月19日

休止期脱毛は、代謝ストレス、ホルモン変化、薬剤などを契機に多数の毛髪が成長期から休止期へ移行し、びまん性に抜け毛が増える非瘢痕性脱毛である。[1]

仕組みと誘因

毛髪には成長期と休止期などの毛周期があり、強い身体的ストレスなどによって多くの毛が休止期へ移ると、数か月後に目立つ脱毛として現れる。発熱性疾患、重い感染、手術、外傷、出産後のホルモン変化、甲状腺機能低下、極端な食事制限、鉄欠乏、薬剤などが誘因となり得る。[1]

症状・評価

多くは頭皮全体に急に抜け毛が増え、明らかな瘢痕は生じない。誘因は脱毛開始の1〜6か月前に存在することがあり、病歴と診察が診断の中心となる。必要に応じて甲状腺機能や鉄欠乏などを検査する。[1]

経過

急性の休止期脱毛は自然に改善することが多く、原因となる疾患や栄養・ホルモン異常、薬剤などを是正すると毛周期が回復していく。[1]

エビデンス・科学的評価

休止期脱毛は反応性の脱毛で、多くの急性例では原因への対応後に毛髪密度の回復が期待できる。[1]

安全性・注意点

脱毛が長期間続く、斑状に抜ける、頭皮に瘢痕や炎症がある場合は別の脱毛症も考える必要があり、医療者による鑑別が重要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Telogen Effluvium ↩本文

カテゴリ:症状・疾患 / 皮膚

タグ:ストレス / 毛周期 / 脱毛

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