【#鬼滅の刃】過去はイケメン?半天狗について【コラにも使われる最後】

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みなさんこんにちはこんばんは。
今回は半天狗について。

害悪戦術の使い手

上弦の鬼の中で、特に攻略難度の高い鬼「半天狗」。
「喜怒哀楽」を表す分裂体による「質」と「量」で圧倒しながら、一方の本体はひたすら逃げ隠れ続けるという、
対人ゲームにおける害悪戦法を武器とするため、
討伐には柱級の実力と人手が必要となります。
分裂体は一体一体が飛び抜けて強い訳ではないものの、
いくら分裂体にダメージを与えても本体にはダメージが及ばない点、さらに分裂体がダメージを受けるとさらに分裂を繰り返し増植するなど、
これまた対人ゲームにおける害悪戦法のような人海戦術が特徴。
一方で分裂体は「質」と「量」が両立できないのは一つ弱点。
分裂しすぎれば一体の戦闘力は低下し、逆に合体すると戦闘力は大幅に上がるものの大人数を相手にする際には連携で逃げられてしまう、など。
また分裂体が操るエネルギーは本体から供給されているものであり、
分裂体を相手に戦闘をすることで本体が消耗していく、という弱点もあります。

しかしそれでも分裂体を相手にしながら、高速で逃げる野ネズミ程度の本体を捉えるのは容易ではなく、特に遮蔽物の多い野外では本体を探し出すことすら難しいところ。
嗅覚探知や気配探知といった探索スキルがなければ、本体を見つけ出す前に鬼狩りが消耗し倒されるか、本体に逃げられてしまうため、
単なる強さだけでは対応できない厄介さを併せ持ちます。
また本体も日輪刀では切断できないほどの硬度を有しており、
半天狗討伐には
「野ネズミサイズの鬼を正確に見つけ出すほどの探索力」
「高速で移動する本体を捉える機動力」
「本体を仕留めるだけの攻撃力」
「分裂体を相手できるだけの持久力と頭数」が最低限必要となってくる極めて厄介な相手です。

さらに追い込まれた際には分裂体が融合し強力な一体の鬼「憎珀天」になるため、分裂体だからといって侮っていると手痛いダメージを受けることも。
柱級の鬼狩りを圧倒できるだけの戦闘力を持っており、半天狗本体の位置を早めに捕捉しなければ、柱と言えど勝負はかなり厳しくなってきます。

自分本位の被害者意識の塊

半天狗の特徴はその歪な精神構造。
人を喰らい、数多の鬼狩りの命を奪ってきた鬼でありながら、その言動は被害者意識の塊であることがうかがえます。
老いた見た目、野ネズミサイズの本体という点から自身を「か弱き者」とし、自身に敵意を向ける人間を「弱者をいたぶる悪党」とこき下ろすなど、
獪岳にも似た自己の正当化を行う鬼となっています。
生前からもその性格は変わっていないようで、
実際は充分な視力があるにも関わらず盲人を装い障害者支援を受けたり、
その点に気づいた人間の命を奪ったり、
犯罪行為が露見した際には「自分が悪いのではなくこの手が悪い」と言い逃れを図るなど、
その言動は自己中心の被害者意識そのもの。

ただ現代社会にも自分に落ち度があるにも関わらず「俺は(私は)ちゃんとやってるのに他の人のせいで、環境のせいで〜」という人もいます。
ある意味では半天狗は人間らしい精神構造の鬼と言えなくもありません。

クライマックスで、半天狗は炭治郎たちとの激戦の末自分の人間時代を走馬灯として見ながら、

鬼としての人生を終えたのでした。

ちなみに回想シーンに登場した、半天狗の目が実は見えていることを看破したお奉行はかなり少ない出番でありながらも、
鬼となった半天狗に自分の命を奪われる直前まで毅然と立ち向かい続けた場面から、
読者から一定の人気を得ることに。
わずか数コマの出番でありながら人気投票ではお奉行は、62位の半天狗よりも高い38位につけています。お奉行かっこいい。

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