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【健康診断結果】血液などの検査データ一覧の正常・基準値の見方【看護実習】

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検査データ一覧をここに記載しておきます。

血清一般

白血球数(WBC)

・基準値:3.3~8.6
概要:
白血球は免疫に関する血球であり、侵入してきたウイルスや細菌などの異物を撃退する役割を担います。

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●基準値より高いとき:感染症、炎症性疾患(胆嚢炎、虫垂炎、膵炎)、心筋梗塞、白血病、がん、外傷、ストレス
●基準値より低いとき:ウイルス感染症(初期)、再生不良性貧血、膠原病、薬の副作用

 

好塩基球

概要:
Ⅰ型アレルギー反応に関わります。

好酸球

概要:
アレルギー反応に関わります。
●高い場合:アレルギー疾患、寄生虫症

好中球

概要:
異物が侵入した場合に貪食する役割を担います。
●高い場合:感染、炎症

リンパ球

概要:
免疫の成立に関わります。
●高い場合:ウイルス性疾患

単球

概要:
リンパ球とともに免疫に関わります。

 

赤血球数(RBC)

・基準値:
男性 410万~530万個/μL
女性 380万~480万個/μL

概要:
ヘモグロビンを有し、酸素の運搬に働きます。
これが不足した場合は酸素の運搬能力が減少し貧血を起こします。

●基準値より高いとき:赤血球増加症、脱水症状
●基準値より低いとき:鉄、ビタミンB12、葉酸の欠乏、各種貧血、悪性腫瘍

ヘモグロビン(hb)

・基準値
男性 14~18g/dl
女性 12~16g/dl

概要:
赤血球の成分の一つであり鉄を含む血色素であり、
酸素や二酸化炭素の運搬役です。

●基準値より高いとき:赤血球増加症、脱水症状
●基準値より低いとき:鉄、ビタミンB12、葉酸の欠乏、各種貧血、悪性腫瘍

ヘマトクリット

・基準値
男性 40~50%
女性 35~45%

概要:
一定量の血液中に含まれる赤血球の容積を表します。

●基準値より高いとき:赤血球増加症、脱水症状
●基準値より低いとき:鉄、ビタミンB12、葉酸の欠乏、各種貧血、悪性腫瘍

血小板数(PLT)

・基準値:15万~35万個/μL

概要:
血小板は血液を凝固させて出血を止める役割を担います。

●基準値より高いとき:炎症、多血症、白血病
●基準値より低いとき:

特発性血小板減少性紫斑症、肝硬変
5万個/μL以下…鼻血、歯茎から出血
3万個/μL以下…脳出血

 

MCV、MCH、MCHC

・基準値

MCV 84~99fl
MCH 26~32pg
MCHC 32~36%

概要:
MCVとはヘマトクリット(赤血球の容積)を赤血球の数で割ったものであり、赤血球1個あたりの大きさを示します。
MCHとはヘモグロビン(酸素の運搬役)を赤血球数で割ったもので、1個の赤血球中に含まれるヘモグロビン量を示します。
MCHCとはヘモグロビンをヘマトクリットで割ったものであり、1個の赤血球中に含まれるヘモグロビン濃度を示します。
これらによって貧血の種類がわかります。



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肝臓

総蛋白

・基準値:6.5~7.9g/dl
概要:

血中のタンパク質はアルブミン(栄養源であり血液の浸透圧を維持する)とグロブリン(感染予防や血液の凝固、鉄や銅の運搬に関わる)に分かれます。
総蛋白はアルブミンとグロブリンを合わせたものです。

●基準値より高いとき:慢性肝炎、肝硬変、脱水、膠原病、多発性骨髄腫
●基準値より低いとき:栄養不良、消化吸収障害、肝臓障害、肝硬変、ネフローゼ症候群

A/G比

・基準値:1.1~2.0
概要:
アルブミンとグロブリンの比を表します。
●基準値より低いとき:肝疾患、腎障害、栄養不良、多発性骨髄腫

アルブミン

・基準値:3.8g/dl以上
概要:
血液中で最も多いタンパク質であり、栄養源でありながら血液の浸透圧を保つ働きをします。

●基準値より低いとき:

3.5g/dl以下…栄養不良、肝疾患、腎臓病
2.5g/dl以下…むくみ、腹水

ZTT(血清膠質反応検査)

・基準値:3~4単位
概要:
血中のタンパク質のバランスに異常を来した際に、膠質反応が生じやすくなります。

●基準値より高いとき:慢性肝炎、肝硬変、肺結核、膠原病、多発性骨髄腫

AST(GOT)

・基準値:30以下
概要:
肝臓や心臓に多く含まれるアミノ酸代謝酵素です。
●基準値より高いとき:肝臓病、心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎

ALT(GOT)

・基準値:30以下
概要:
肝臓や心臓に多く含まれるアミノ酸代謝酵素です。
●基準値より高いとき:肝臓病
心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎

●ALT&ASTがともに基準値を上回る場合…慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん
●ALT&ASTのどちらか一方のみ基準値を上回る場合…アルコール性脂肪肝、心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎

ALP

・基準値:102~320単位
概要:
肝臓や骨、小腸に多く含まれ、肝臓から胆汁中に排泄されます。
●基準値より高いとき:胆道の疾患、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、骨の疾患、検査の数時間前に脂肪の多い食事をとった場合

LDH

・基準値:120~230IU/l
概要:
全身に分布する糖代謝酵素です。
●基準値より高いとき:肝臓、心臓、血液疾患、悪性腫瘍、骨格筋の病気、肺や腎臓の疾患

LAP

・基準値:30~70IU/l
概要:
腎臓や肝臓、腸管に多く含まれ、肝臓から胆汁中に排泄されます。
●基準値より高いとき:肝炎、肝臓や胆道の疾患、悪性腫瘍

 

γ-GTP

・基準値:50以下

概要:
肝臓の胆管や胆道の細胞に多く含まれるアミノ酸代謝酵素です。

●基準値より高いとき:急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、薬物性肝障害、肝硬変、肝臓がん、胆道疾患(結石、がん、胆嚢や胆管の炎症)、膵臓がん


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総ビリルビン

・基準値:0.3~1.2mg/dl
概要:
ビリルビンとは赤血球のヘモグロビンから作られた色素であり、はじめは間接型になり肝臓で直接型へと代わり胆汁中に排泄されます。
この直接型と間接型を合わせたものを総ビリルビンといいます。

●基準値より高いとき:急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆石症、胆嚢炎、胆嚢がん、膵臓がん

 

糖代謝

空腹時血糖

・基準値:70~100mg/dl未満
概要:
生体のエネルギーとして用いられるブドウ糖の濃度を示します。
血糖値は食事などにより変動しますが、その変動幅は一定範囲にとどまります。
これにはインスリンなどのホルモンや自律神経などが深く関わっています。

●基準値より高いとき:

~125mg/dl…境界型
200mg~/dl…糖尿病
膵炎、甲状腺機能亢進症
●基準値より低いとき:

副腎機能低下症、肝硬変、インスリノーマ

随時血糖

・基準値:70~139mg/dl

 

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

・基準値:NGSP値 5.6~6.4%

概要:
糖が結合したヘモグロビンのうち、最も血糖の変化に敏感に反応し、約4~8週間前の血糖のコントロール状態をあらわします。

●基準値より高いとき:糖尿病

尿糖(US、UG)

・基準値:陰性、2.6~5.5

概要:
尿中に含まれる糖が一定量を超えると陽性を示します。
●陽性のとき:糖尿病
腎性尿糖、甲状腺機能亢進症、脳血管障害、検査前夜に食事を多くとった場合

膵臓

アミラーゼ

・基準値
血清アミラーゼ 42~132単位
尿アミラーゼ 30~950単位

概要:
膵臓や膵液線から分泌される酵素です。

●血清アミラーゼ、尿アミラーゼともに基準値より高いとき:膵炎、膵臓がん、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、唾石症
●血清アミラーゼのみ基準値より高いとき:腎臓病


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脂質

総コレステロール(T-CHO)

・基準値:120~220mg/dl
概要:
血中のコレステロール値であり、HDL(善玉)とLDL(悪玉)の二種類に分かれます。

●基準値より高いとき:高脂血症、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、ステロイド薬
●基準値より低いとき:貧血、栄養不良、甲状腺機能亢進症、肝疾患

 

HDLコレステロール

・基準値:40~70mg/dl
概要:
善玉コレステロールといわれ、LDL(悪玉)を取り除き動脈硬化を防ぐ働きをします。

●基準値より高いとき:高脂血症
●基準値より低いとき:低HDLコレステロール血症、喫煙、運動不足

LDLコレステロール

・基準値:70~139mg/dl
概要:
悪玉といわれ、動脈硬化の危険因子です。

●基準値より高いとき:高脂血症、喫煙、肥満、運動不足

 

中性脂肪(トリグリセリド、TG)

 

・基準値:50~149mg/dl
概要:
血中の中性脂肪を示します。

●基準値より高いとき:動脈硬化の促進、急性膵炎、脂肪肝、糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸
●基準値より低いとき:甲状腺機能亢進症、栄養不足

腎臓

尿蛋白(P.E)

・基準値:陰性
概要:
血中に含まれるタンパク質が尿中に出てきたものであり、健康な人でも一時的に陽性を示すことがあります。

●陽性のとき:急性腎炎、慢性腎炎、ネフローゼ症候群
尿路疾患(尿道炎、膀胱炎、尿路結石、膀胱がん)
糖尿病や高血圧による腎臓病、妊娠中毒症
激しい運動後、発熱時、月経前後

尿潜血

・基準値:陰性
概要:
尿中に含まれる血液を検出するものです。

●陽性のとき:尿路疾患(尿路結石、膀胱炎、腎炎、膀胱がん、腎臓がん)
月経前後
運動後、寒さにさらされた後

尿素窒素(BUN、UN)

・基準値:8~20mg/dl
概要:
タンパク質は体内でエネルギーとして利用された後、肝臓で尿素に変えられ腎臓から尿中に排泄されます。
この値を通じて腎機能をみます。

●基準値より高いとき:

消化管出血、心不全、ステロイド薬の副作用
25mg/dl以上…腎機能異常
80mg/dl以上…尿毒症
●基準値より低いとき:栄養不足、アルコール性肝炎、尿崩症、妊娠


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クレアチニン(Crea)

・基準値
男性 〜1.00mg/dl
女性 〜0.70mg/dl

概要:
筋肉に含まれる成分で毎日一定量が老廃物として腎臓で濾過され尿中に排泄されます。

●基準値より高いとき:慢性腎炎、腎不全

eGFR(糸球体濾過量)

・基準値:60.0以上
概要:
クレアチニンよりも精度の高い腎臓機能の指標です。

尿酸

・基準値

女性 3.0~5.5mg/dl
男性 4.0~7.0mg/dl

 

概要:
腎臓の排泄機能や尿酸の生成度合いを反映します。
●基準値より高いとき:高尿酸血症(肥満、食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎ)
白血病、腎臓病、降圧利尿薬
8.0mg/dl~…痛風発作、腎臓病、動脈硬化の促進

 

尿検査

尿ウロビリノーゲン

・基準値:弱陽性(±)
●陽性のとき:疲労、肝炎、肝硬変、肝臓がん
●陰性のとき:胆道閉塞

電解質

Na(ナトリウム)

・基準値:138~146mEq/L

概要:
体の水分を調節する働きがあります。
●基準値より高いとき:脱水症、尿崩症、糖尿病、アルドステロン症、クッシング症候群
●基準値より低いとき:腎不全、ネフローゼ、甲状腺機能低下症、心不全

K(カリウム)

・基準値:3.6~4.9mEq/L

概要:
神経や筋肉の働きを調節します。
●基準値より高いとき:腎不全、糖尿病、アジソン病
●基準値より低いとき:嘔吐、下痢、利尿薬の使用、摂食障害

Cl(クロール)

・基準値:100~110 mEq/L

概要:
体内の水分量の調節やpHの調節をしています。

●基準値より高いとき:脱水症、過換気症候群、腎不全
●基準値より低いとき:嘔吐、下痢、肺疾患、腎障害

Ca

・基準値:8.6~10.1mg/dl
概要:
カルシウムは骨をつくったり、筋肉や神経の働きを補助する役割を担います。

●基準値より高いとき:副甲状腺機能亢進症、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、がん、尿路結石
●基準値より低いとき:副甲状腺機能低下症、腎不全


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感染症

CRP

・基準値:陰性、または0.3mg/dl以下
概要:
炎症が発生したときに血中に増加する急性反応物質の一つです。
●弱陽性:慢性の感染症またはウイルス感染症
●強陽性:急性の感染症、膠原病、がん、心筋梗塞、敗血症

HBs抗原、HBs抗体、HCV抗体

・基準値:陰性

●HBs抗原が陽性のとき:B型肝炎ウイルスに感染している
●HBs抗体が陽性のとき:B型肝炎ウイルスに感染した経験があるが現在は治療済み
●HCV抗体が陽性のとき:C型肝炎ウイルスに感染した経験がある、もしくは現在も感染している

 

 

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