【遊戯王】ヴィクトリードラゴンについて【なぜ禁止なのか】

OCG
カードの引用:スタジオ・ダイス/集英社/KONAMI

みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。

今回は遊戯王OCGにて最凶のカードとの呼び声高いアイツについて振り返っていきたいと思います。

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前置き
遊戯王には様々なカードが存在します。
中にはその強力な効果から「ぶっ壊れ」と呼ばれるようなカードが存在し、
それらはことごもくリミットレギュレーションにより使用を制限されてきました。
しかし今回紹介するカードはそれらの中でも異質な効果を有するカードです。
「遊戯王」というゲームシステムの根幹を揺るがす程の。
ではご紹介しましょう。

ヴィクトリードラゴン

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ヴィクトリー・ドラゴン
星8 闇属性 ドラゴン族 ATK/ 2400   DEF/ 3000
このカードは特殊召喚できない。自分フィールド上のドラゴン族モンスター3体を生け贄にして生け贄召喚しなければならない。このカードの直接攻撃によって相手ライフを0にした場合、このカードのコントローラーはマッチに勝利する。

 

 

ヴィクトリードラゴンについて

    一見しただけではその能力の凶悪さにピンときにくいかもしれません。
  特別ステータスが優れているわけでもなければ派手なアド取り効果もなく、おまけに厳しい召喚制限まであるのですから。
    このカードの発売当初もそういった評価が大半でした。
 

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問答無用でマッチキルしてしまう

   何より異質なのはこの点。
   他のカードには見られないマッチキル効果を備えています。
  見慣れない効果のため「これの何が強いの?」と思う方もいるかもしれません。
    そもそも遊戯王の公式大会では「2本先取」のマッチ制がとられています。
  
    しかし「ヴィクトリー・ドラゴン」の効果さえ通すことができれば、わずか1勝でマッチを制することが可能です。
  

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   例えば私がヴィクトリードラゴンデッキを組んで大会に参加したとします。
   しかしマッチの1戦目で敗北を喫してしまいました。ぐぬぬ。
    
   しかしマッチの2戦目でヴィクトリードラゴンを決めて勝利しました。やったぜ。
   この場合、両者の戦績は1勝1敗であるにも関わらずその時点で私の勝ち抜けが決まります
    要するに自分と相手とでは1勝の価値がガラッと変わってしまうわけですね。
  「遊戯王」というゲームのルール自体に干渉した極めて強烈かつ異質な効果と言えるでしょう。

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アドバンテージから考える

   他にもこういった考え方もあるでしょう。
   一般的にカードゲームはアドバンテージが重視されます
   フィールドのカード枚数を参照するボードアドバンテージ、ライフポイントを参照するライフアドバンテージ、対戦の形勢を参照するテンポアドバンテージなど。
   これらは勝利するために非常に重要な要素であり、デュエリストはこうした点を意識しながらデッキを組んだり対戦に臨むはずです。
  この観点からヴィクトリードラゴンを見てみましょう。
  このカードは直接攻撃で相手を下すだけで2ゲーム分の勝利を稼ぐことができてしまいます。
   つまりゲームアドを取れる最高クラスのアド取り性能を有しているぶっ壊れ中のぶっ壊れカードと言って良いでしょう。

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