【#鬼滅の刃】名言?蟲柱・胡蝶しのぶについて【カナエさんと童磨、そして恋】

漫画

みなさんこんにちはこんばんは。
今回は胡蝶しのぶについて。

蟲柱

物語において、炭治郎たちが二番目に出会った「柱」である胡蝶しのぶ。
柔和な物言いと表情が印象的な一方で、自身の家族を失った過去から鬼に対する激しい憎悪と怒りを内面に秘めるキャラクターです。
鬼殺隊は基本的に鬼に何らかの被害を受け、半ば復讐を動悸として入隊する隊士が少なくない中で、
胡蝶しのぶは特にその側面が大きい人物と言えます。

両親が鬼にやられたことをきっかけに悲鳴嶼の反対を押し切り姉のカナエと共に鬼殺隊に入隊、
その後カナエも鬼(童磨)によって命を落とし、カナエに「普通の女の子として生きて欲しい」という言葉を受けるも、
それでも鬼殺隊に残り柱へと登りつめた経歴を持ちます。
大切な人間を幾度と鬼に殺される中で、「鬼」に対ししのぶがひときわ激しい怒りと憎しみを抱えるのは当然のことと言えるでしょう。

「笑顔」と想い

大きな怒りを抱え込む一方で、表面上はやはり温和な印象を受けるしのぶ。特に「笑顔」
や「鬼との和解」という言葉を口にする姿が印象的です。
これらは亡き姉による影響。カナエはいつも笑顔で暮らし、またカナエはしのぶの笑顔を好きだと褒めてくれました。
またカナエは「人と鬼が仲良く暮らす」という願いを抱いており、
それらをしのぶが引き継いだ形となっています。
ただし内心は鬼に対する激しい拒絶の念がある一方で、表面上は笑顔や姉の理想を目指すというアンバランスな精神状態を続けているためか
しのぶ自身は疲弊しており、カナエと同じく鬼に対する気遣いを見せる炭治郎に対しては自身の想いを吐露、
「炭治郎が頑張っていることで気持ちが楽になる」「鬼となった禰豆子を守り抜いて」という旨を伝えています。

苛烈な環境を生き抜くだけでも精神的に摩耗するのに、鬼に対しての憎悪の感情と姉の理想の尊重という相反する想いを抱え込んでおり、
それでも錯乱することなく戦い抜いてきたのは鬼狩りとしての覚悟と、いつも笑顔で過ごしていた姉の記憶が心の根底にあるからに他ならないでしょう。
そしてしのぶの精神性と決意は(しのぶにとってのカナエがそうであったように)カナヲや伊之助、炭治郎達に確実に影響を与えています。

「薬」と「毒」

しのぶと言えば外せないのは「薬」と「毒」。
しのぶは小柄な体格と筋力故に鬼の頸を落とすことができませんが、
それを補う形で毒による攻撃を得意としています。
相対する鬼の強さや性質に合わせて毒の調合をつぶさに変え、
毒殺する戦法を得意とすることから「剣士」だけでなく「毒使い」と呼ばれることも。

また斬る力は少ないものの押し出す筋力には優れており、
突き技は岩をも貫通する威力と柱随一の速度を誇る、しのぶの武器となっています。
また作中では「鬼の首を落とせない」とされているものの、
鬼の頸を端から端までまんべんなく高速で突きつづければ、最終的に頸を突き落とすこともできる可能性もあります。

そして何より本編で見せた「しのぶ自らが体に毒を巡らせ、それを鬼に食べさせて滅する」という命をかけた大技。
全身が藤の花の毒という、上弦の鬼の身体に極めて強い負担をかけるほど強力な毒の量であり、
しのぶの覚悟の大きさをうかがわせる大技となっています。

また毒をもって鬼を滅するだけでなく、薬を使って隊士を助けるというヒーラーとしての役割を担います。
負傷者が続出する鬼殺隊という組織においてはこれはかなり重要。
しのぶがいるから鬼殺隊の被害があの程度ですみつづけた、という考え方もでき、
鬼を滅するだけでなく、仲間を癒すことで、表と裏から鬼殺隊を支えるしのぶさんの凄さがより一層伝わるところです。

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