第9話「檻の中〜告発」
あらすじ
疑惑の教授の保釈により新たな局面を迎える事件
背景には右京さえ解き明かせない驚きの事実が!
テレビ朝日,「相棒 season18」より引用
遠隔操作技術の第一人者である大学教授の皆藤(中村育二)は、横領の罪で逮捕されていたが、それは研究の乗っ取りを目論む准教授・佳奈恵(中村優子)がでっち上げた冤罪であることが判明。3000万円の保釈金も戻り、皆藤の保釈も決定的になった。亘(反町隆史)は、旧友で週刊誌記者の桝本(山崎樹範)が、皆藤の保釈を受けて、何か事を起こすのではないかと危惧していたが、本人を問い詰めても軽くかわされてしまう。いっぽう、右京(水谷豊)は、佳奈恵が皆藤を陥れた巧妙な手口を解明したものの、なぜ彼女が危険な橋を渡ってまで皆藤を檻の中に閉じ込めようとしたのか、動機が掴めずにいた。そして、いよいよ皆藤が保釈される。右京と亘が今回の事件の背景にまだ見えていない何かがあると感じ捜査を続ける中、ついに皆藤の恐るべき“復讐計画”が動き始める…。
混沌とする状況の中、未曾有のテロ計画が発動!?
そこには特命係と因縁を持つ権力者の影が…
特命係は真相を突き止め“現代の戦争”を止めることができるのか?
放送前のあれこれ
はい、というわけで前回は感想の投稿が3日も遅れることになりました。
楽しみにご覧いただいている皆さんにはご迷惑をおかけしました。
さてさて今回は前後編の後編。
相棒シーズン18の前後編といえば船越親子のバーサーカーショーが印象に残っていますが、
今回は教授が船越のごとくバーサーカーモードに突入したりするのでしょうか。
もはやミリタリーアクション推理ドラマという新ジャンルを開拓していくことになりますが、
テレ朝開局60周年という節目の年ということもあり、それはそれで良いかと思われます。
許可なく現場を荒らす特命係、
ツンデレを極める捜査一課、
全登場人物にぞんざいに扱われるようになった青木、
暇課長と、
個性豊かなキャラクターでお送りされる相棒。
後編に大期待です。
放送中・放送後の感想
さて今回の相棒。
高瀬さんが教授のPCをアポロくんを利用して鏡越しに覗き見ていたことが発覚。
ここにきて名探偵コナンのような「これぞ」という典型的なトリックが出てきましたね。
これは毛利探偵事務所が出てくるのも時間の問題でしょうか。
かつて教授と高瀬が付き合っていたことも判明。
まさかの恋仲でしたね。
熱い展開です。(ここであいのりのテーマ曲が流れる)
教授は高瀬に「申し訳ない」と伝えてくれ、特命係に話します。
場面は変わり桝本に違和感を抱く冠城。
何かを抱え込んでいる様子ですが、果たして彼の心情は…?
右京さんの知り合いは大体犯罪者でしたが、冠城の知人も罪に手を染めているのでしょうか。
さて教授の元へ桝本がうかがう場面へ。
「いいんですね?本当に」「始まりは俺ですから」と意味ありげな確認をとる桝本。
かつて教授と、教授が開発したドローン爆弾で自身の彼女を失った桝本は争っていました。
しかしその争いの中で、「責任を取りたいが、まずは真実が知りたい」と話す教授。
そこからこの二人は共に真相を追求し始めたようです。
警視庁にて、特命係のもとに青木くんが登場。
いいぞ青木!今日もいい具合にウザいぞ青木!
以前身元不明として処理されていた男の正体が武田というサルウィンから帰国した人物は東亜ダイナミクスが雇われていたことが発覚。
ここで、かつて洞爺湖サミットで出会った桂川が今回の件に関わっていることがわかり、
さらに教授の技術が武器に転用されていることも判明。
これは教授も激おこぷんぷん丸ですね…
にしてもここに来て桂川が絡んでくるのは面白いところ。
ちょくちょく関わってくる存在となるのでしょうか。
CM明け、偽りの連絡により桂川と三島をおびき出した特命係。
「ライフケアテクノロジーにはそこまでの資金力は無いのに多数の支援をしている」
「表向きに広告を打たないのは兵器の支援をしているから」と三島の正体を明かし、
そんなライフケアテクノロジーを言いなりにしているのが桂川の東亜ダイナミクス、ということを明かしていきます。
初登場時から既に怪しいオーラが漂っていた桂川でしたが、やはり真っ黒だった様子。
次々とそれらを追及するも、高瀬の存在は知らない様子。
これまでの出来事を振り返り、真実に気づく右京。
さらに今日は11月3日という、かつてテロがあった日と同じ日であることに気づきます。
桂川と三島に対して教授と桝本が何らかのアクションをしようとしている、というのはほぼ確定と見ていいでしょう。
CM明け、案の定教授達とグルだったことが判明した高瀬。
それでも教授を檻に閉じ込めておいたのは、告発しようとしていた教授を止めたかったというのが真相でした。
なるほど、愛ゆえに止めたかったわけですね。
「ああ、檻にぶち込むことで愛情表現しているのか」と一瞬歪んだ解釈をしかけましたが、
どうやら違ったようです。
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