みなさんこんにちはこんばんは。
今回は、今年も開かれた女芸人No.1決定戦 theWについて、個人的な審査と感想を載せます。
もはや毎年恒例となったこの記事ですが、今年もお付き合いください。
そして今回の審査員で一番のサプライズはミルクボーイ駒場さんの起用でしょうか。
賞レースで結果を出してから、違う賞レースで審査員に回るまでがかなり早いですね。
さて、いよいよ始まるわけですが個人的に大注目はヨネダ2000。
ルーキーではありますが、めちゃくちゃ面白いので良い結果を出すのではないかなと。
#女芸人No1決定戦THEW2021
1組目:ヨネダ2000
点数:87点
感想:
と思ったらトップバッターで登場しましたヨネダ2000。
M-1の予選でも見せた「友達への謝罪」ネタでしたが、
「どすこいどすこい」の発想一つで通していくのは本当に強いですね。言葉と動きを存分に活かしきったネタだと思います。
ただネタの空気感自体がトップバッター向きでは無かったでしょうか。
あと、少し間が微妙にズレていた部分もあったのが気になったところ。自分達のネタに乗り切ってなかったというか。
特にあのネタは割とセリフを話してる側のリズム感が命なので、そこがずれるとやはり影響が出るのかなと。
この2点が、大爆発にはつながらなかった要因だと思います。
2組目:紅しょうが
点数:85点
感想:
今年は正統派漫才の本命として、盤石のネタ運びだったと思います。
安定して笑いを取っていましたし、おそらくネタの選び方もその辺りをかなり意識していたかなと。
ただやっぱりもっと、突き抜けたくだりが欲しかったなぁと。
ベテラン漫才師のような安定感はもちろん魅力なので、さらに若手ならではの尖った武器も見たかったと思いました。
個人的にはヨネダ2000の方が好きでしたが、評価され勝ち上がったのは紅しょうが。
おそらく紅しょうがの本ネタは2本目だと思いますので、もしこのまま勝ち上がった場合はそちらに期待したいと思います。
3組目:茶々
点数:88点
感想:
個人的には凄く好きでした。「その何でも入ってるカゴは何なんだよ」と思いながら見るのが面白がるポイントだと思います。
ヨネダ2000よりもさらに設定で通していく感じがあるので、ハマるハマらないで分かれるところだと思います。
「このネタでゴールデンで勝負する」というところも含めて、面白かったです。
個人的に好きだったのは茶々でしたが、勝ち上がったのは紅しょうが、これも納得の結果です。
ただ、茶々の他のネタも見たいなぁと思いました。
4組目:TEAM BANANA
点数:86点
感想:
去年同様、本当に安定しているなぁと。紅しょうが同様にネタを受けいれられる層が広いというのはこのコンビの強みだと思います。
特に共感を武器にしたネタなので、Aブロックの中でもその安定感は随一でした。
ただここもやはり紅しょうが同様、突き抜けたくだりが個人的には欲しかったところ。
5組目:オダウエダ
点数:90点
感想:
個人的に展開で一番ワクワクしたコンビでした。
勝ち上がったのも納得かなぁと。
ツッコミ側がまだちょっとバタついてる感じがあったので「大丈夫かな」と思いましたが爆発しましたね。
人によっては紅しょうがとはっきり好みが分かれると思いますので、
「紅しょうがの方が良かった!」という人がおそらくいるのも納得。
ただネタの発想の飛ばし方、瞬間的な爆発力とその持続という点においてオダウエダの方が上回ったかなと思います。
Aブロックまとめ
個人的な点数はこちら。
90点:オダウエダ(Aブロック勝ち上がり)
88点:茶々
87点:ヨネダ2000
86点:TEAM BANANA
85点:紅しょうが
6組目:天才ピアニスト
点数:86点
感想:
久々にオーソドックスなコントのスタイルを見て、「しっかりしたものを見たな」という感じがしました。
さっきのブロックでのコントがめちゃくちゃやってるものばかりだったので、そことの対比でかなりまとまってた感じも強く印象に残りました。
紅しょうが同様、そつがなかったと思います。
7組目:女ガールズ
点数:83点
感想:
個人的には犬のシャンプーを使ってるくだりと、まだ53歳なのに免許返納したところをいじるくだりが好きでした。
他の組と比べて荒々しいところが多かったですし、実際ツッコミのテンションが単調であったり、途中ボケがつっかえる場面もありましたが、
特にボケの2人の滑舌や演技が達者で、ネタの方向性も良かったと思います。
前半は特に、もうちょっとウケてもいいんじゃないかなと思う出来でしたし、個人的にはこれまででボケの種類としては一番好きでした。良いセンスだと思います。
素人ということでしたが、一つフォーマットが作り上げられているのも驚いたところ。
このまま磨いてくれると、個人的には一番どハマりしそうなタイプだなと思いました。
8組目:ヒコロヒー
点数:82点
感想:
緊張による影響なのか、ワード間の繋ぎの言葉、いわゆる言葉の髭が多く、また言葉の震えも出ていてそこが気になりました。そのためちょっとネタが入ってきづらかったです。
やはり緊張しますよね…!
今回出ている芸人の中でも特に露出が多く、背負うものは大きいのだと思います。
ヒコロヒーさん本人にとっても少し悔いの残る出来だったでしょうか。
9組目:スパイク
点数:84点
感想:
漫画の怒り方が良かったです。
ちょっと滑稽で可愛い感じもあって、あれが好きと思いながら見ている人も多かったのでは。
にしても天才ピアニストは平場いいですね。仮に優勝すると日テレ系バラエティでかなり活躍してくれるのではないでしょうか。
10組目:Aマッソ
点数:89点
感想:
「会社終わりー」と最後のなすなかにしのくだりが好きでした。
天才ピアニスト同様ネタの詰め方にそつがなく良かったと思います。
天才ピアニストかAマッソか、ここに関しては個人の好みにもよるところでしょうか。
後藤さんが言った通り、なすなかにしのくだりでお笑いファンも味方に付けた感じはありましたね。
Bブロックまとめ
個人的な点数はこちら。
89点:Aマッソ
86点:天才ピアニスト
84点:スパイク
83点:女ガールズ
82点:ヒコロヒー
では最終決戦へ。
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