みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。
今回は女芸人No.1決定戦を視聴しての全組の感想について。
女芸人No.1決定戦2019
ついに始まる女芸人No.1決定戦2019。
これまでM-1やR-1、KOCなどでも毎回採点してきたように、(※「お笑い」カテゴリからご覧になれます)
今回の記事では番組の放送と共に、感想と採点をリアルタイムで更新していく予定です。
去年も同様の記事を投稿しているため、そちらもぜひ。
また、theWは過去2回の放送ではお世辞にも「面白い」と言えるコンビが少なく、
類似の大会と比較してもパワー不足な点が目立ちました。
その原因についてもこちらに記載しております、こちらもぜひ。
番組スタート
はい、というわけで今回からは副音声の放送室コンビが消えたのが特徴的。
あれを目当てに視聴する方も多かった気もしますが、先日の高須氏の発言が原因でしょうかね。
果たして副音声抜きで、この番組単体でどこまで盛り上げることが出来るのかに期待と不安でいっぱいです。
おそらく前回まで同様にネタだけで盛り上げ切るのは無理があるので…
にしても賞金1000万円+人気番組出演権+冠番組が手に入るとは、
類似大会と比べても破格の扱いと言えるでしょう。
まあ制限されているのは性別だけであり、後はピン芸であろうとコンビ芸であろうと、漫才だろうとコントであろうと何でも良いということはそれだけライバルが多く優勝しにくい、ということですから
妥当なはず…なのですが。
そしていよいよネタが開始、ということですがネタ前の煽りVTRは類似大会と比べても良いんですよねー。
本当に出演芸人のネタの精度が上がれば跳ねそうなのですが。
Aブロック
そのこ
個人的な点数:88点
「JRのアナウンス」を中心に組み立てられたネタ。
共感を呼びやすい「あるある」ネタを中心に、安定して笑いを取り続けていきました。
観客が暖まっていないトップバッターということを加味してもかなり頑張ったと思います。
去年のゆりやんレトリィバァは見てるこちらもキツかったですから、
受けてくれて一安心といったところです。
これで後に登場する芸人たちもネタをやりやすくなったのではないでしょうか。
にぼしいわし
個人的な点数:84点
独特な空気を纏った漫才のスタイル。
ボケとツッコミのキャラの仕上がり方が素晴らしいですね。
ツッコミ側の「肉団子がチャリ通してるんかと思った」「それLINEスタンプにしたいん」などのワードも良かったと思います。
上の歯と下の歯だけでネタを通したのも良い根性してると思います。ただ流石に通しすぎて後半は食傷気味でしたかね。
テンポやワード自体は良かったと思います。
さて2組が終わったところで個人的には少し安心しています。
というのも前回大会までは有名な女性芸人以外はほぼ総スベリの状況でしたので、
ここまでウケを取ってくれているのは安心して視聴できるので嬉しいところ。
トップバッターで笑いを取ったそのこさんの働きは番組的に大きいですね。
裏実況ルームでは放送室コンビの代わりに中川家&ココリコ遠藤が滞在。ベテランを据えるのは好判断だと思います。
そしていよいよ審査に。
そのこvsにぼしいわしは6-1でそのこの勝ち抜き。
トップバッターであることを加味しても、芸歴半年で素晴らしい出来でした。
123☆45
個人的な点数:85点
非常にオーソドックスな漫才。と思いきやネタの中で尖ったボケを投下していくスタイルは新鮮で面白かったです。
出だしはちょっとスロースターターでヒヤヒヤしましたが、
きっちりまとめていくあたりは流石に伊達じゃないですね。
ただ個人的にはトップバッターのハンデを背負いながらも笑いを取ったそのこさんの方を評価します。
そしてそのこvs123⭐︎45は1-6で123⭐︎45の勝ち抜きということに。
視聴者はそのこ、芸人は123⭐︎45を支持する、という結果となりました。
ハルカラ
個人的な点数:87点
女性の「あるある」模写を中心に進行していくネタ。
日常会話によくある瞬間を切り取り、ネタの時間に詰め込んだ感じですね。
会話の裏に潜むどんよりとした感じを笑いに変換する技量は素晴らしいですね。
演技に思わず見入ってしまう、一つの作品としての出来も良かったです。
単なる「よくある女性の演技」に終始するのでなく、笑いのポイントを巧みに混ぜこんでいて芸達者だなぁと感じました。
個人的には123⭐︎45よりもハルカラを評価しますが、
123⭐︎45vsハルカラは3-4でハルカラの勝ち抜き。
たしかに審査の方のおっしゃるとおり、漫才とコントという異種を比較して審査しなければならないこの大会は、
類似の大会と比べても審査は難しいでしょうね。
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3時のヒロイン
個人的な点数:89点
さあAブロックも最終組。
非常にキャラクターの強いトリオ漫才、これは特に女性ウケしそうなネタですね。
キャラも確立しており、バラエティでも活躍しそうな雰囲気を纏っています。
個人的に「溶けた鉄だよ」が好きでした。
3時のヒロインかハルカラのどちらかが決勝に勝ち上がる、ということになります。
非常に難しい対決ではありますが、常に床暖がついているかのような笑いの取り方を見ると、
3時のヒロインの方が「ネタ」としては良かったかなぁと個人的に。
そしてAブロックがここまで滑ったコンビが1組もないのが予想外。
ネタのクオリティも去年までとは違いますね、
正直普通に楽しんで見ています。
ハルカラvs3時のヒロインは1-6で3時のヒロインの勝ち上がり。
ということでAブロック代表は3時のヒロインとなりました。
まあお笑いコンテストでは3時のヒロインのような「ボケの速度が速い」「漫才」の方が笑いの量や勢いでは有利ということもあるかと思います。
ハルカラもお見事でした。
Bブロック
おかずクラブ
個人的な点数:81点
さあAブロックと比べて知名度で勝る芸人が多く出場するBブロック。
本命はおかずクラブ、阿佐ヶ谷姉妹、紺野ぶるま辺りと見られていましたが、
Aブロックの芸人たちの平均値の高さを見るとBブロックの面々もウカウカしてられませんね。
さておかずクラブですが、開始30秒時点で「一体何を見せられているのか」感が半端じゃありませんね。(良い意味で)
KOCで、しずるのパンティネタやジャルジャルのオバハンネタを見ていたあのときの感覚を思い出しました。
個人的には好きな設定なんですが、ネタが終わってやはり「一体何を見せられているのか」感が吹き出てきました。
いや、本当に何を見せられているんだ…?
はなしょー
個人的な点数:87点
姑と嫁というよくある設定から、嫁から本当に殺す気を感じさせるという展開。
中盤少しよれた辺りで笑いが落ち込みましたが、「詰んだじゃん」の一言で引き戻したのは流石。
嫁のサイコ加減もちょうどいい塩梅だったと思います。
少々ボケにムラがあったため勿体ないなと感じるところはありましたが…
さておかずクラブvsはなしょーの対戦は2-5ではなしょーの勝ち抜き。
お酒飲みながら見たいのはおかずクラブでしたが、
単純なネタの比較でははなしょーに軍配といったところでしょう。
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阿佐ヶ谷姉妹
個人的な点数:84点
いよいよ登場、大本命阿佐ヶ谷姉妹。
去年は正直ダントツ優勝といって差し支えない出来でしたが、
今年は全体的にレベルが上がっており、阿佐ヶ谷姉妹もウケ次第では安心できない状況になってきました。
さて非常にオーソドックスなコントで勝負をかけてきた阿佐ヶ谷姉妹、期待値の高さや少し序盤に噛んだ所もあり、
やや低速のままネタを終えた印象です。
突如踊り始めた辺りでやっと火がついた印象で、
他コンビの出来が良かった所もあり、相対的に個人的な評価は低めになりました。
ネット上では「阿佐ヶ谷姉妹面白かった」という声も聞かれますが、
うーん、去年の阿佐ヶ谷姉妹と比較すると、まだまだいけたのでは感が半端ではありません。
審査員からしても序盤から中盤までが勿体ないなぁという印象が拭えなかったのでは。
あとネタの過程で「踊り始める」というボケ自体も、かつてキングオブコントで突然のダンスを披露し滑った鬼ヶ島然り、
お笑いネタを多く見てきた人ほど食傷に感じる部分もあるかと思います。
逆に普段ネタをあまり見ない層にはウケる傾向にあるかもしれません。
ともかく、今大会でも一番推していたコンビだけに少々残念。
さて裏実況ルームにバイきんぐ小峠と麒麟川島が加わったことで、むしろ裏実況ルームだけでも一つの番組が組めそうな豪華メンツになってきました。
はなしょーvs阿佐ヶ谷姉妹は4-3ではなしょーの勝ち抜き。
つぼみ大革命
個人的な点数:83点
次々と担当が変わる美容室という人数を生かしたネタで勝負をかけたつぼみ大革命。
「喋るだけの人」と「スザンヌ担当の人」が良い味を出してますね。
ただそれ以外のボケがオーソドックス過ぎたりムラが目立って少々勿体ないと感じました。
ポイントで見ると面白いところはありましたが…
達者なツッコミの子と喋るだけの人とスザンヌ担当の人の計3人を中心にネタを組めばより賞レース向きだったかもしれませんね。
9人を生かしたネタというのは構成としては面白いところでした。
はなしょーvsつぼみ大革命の結果は4-3ではなしょーの勝ち抜け。
紺野ぶるま
個人的な点数:84点
さておかずクラブ同様大会の常連となりつつある紺野ぶるま。
個人的には優勝候補かなぁと思っていますが、この手の賞レースでは漫才の熱量にコントが押されることが多いため、
笑いの量も重要なところ。
「働かずに生きていきたい」という宣言を軸に、現実的な熱い話を進めていくというネタ。
前回も今回も個人的には好きなネタではあるのですが…
笑いのポイント等を考えるとインパクトがやや落ちる印象です。
ただピン芸人の場合は2人以上の組と比べると、笑いのポイントや速度でどうしても劣ってしまうため、
そのハンデを吹き飛ばす程のインパクトが欲しかったところ。
前回の「AKB〜」辺りのワードがあればもう少し跳ねたかもしれませんね。
はなしょーvs紺野ぶるまは7-0で完封という結果に。
やはりインパクト不足が引きずりましたね。
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