イサハ(斑葉)とは
植物の葉に白や黄などの斑点やすじのできたもの。
テツノイサハが登場するまで、“イサハ”という言葉の意味を全く知らなかった。
中々存在感のある名前である。
テツノイサハと聖剣士
“かつてイッシュ地方において、人間が起こした戦火からポケモン達を守護し、元凶の人間達にも戦いを挑み懲らしめたとの伝承を残す『伝説の聖剣士』の一員”
かつて、聖剣士としての伝説を残す活躍をしていたビリジオン。
コバルオン、テラキオン、ビリジオン、そしてケルディオを含めた4体を指して“聖剣士”と呼ぶ。
いずれも格闘タイプを持ち、
「せいなるつるぎ」と
「せいぎのこころ(悪タイプの攻撃を受けると、攻撃力が1段階アップする特性)」
を持つという共通点がある。
しかしテツノイサハには格闘タイプがない。代わりにエスパータイプを持っている。
タイプも特性も徹底的にあくタイプに強かったビリジオン時代と比べ、
むしろあくタイプに弱いのがテツノイサハである。
タイプ相性が大きく異なるのだ。
一体ビリジオンの身に何があったのだろうか?
考えられるのは、未来のビリジオンは正義の心や悪への対抗策を必要としなくなったということだ。
つまり聖剣士としての役割が必要でなくなったのか、
あるいは戦う対象が悪ではなくなったか。
単に聖剣士として戦う必要がなくなったとしても、わざわざタイプを変える必要はない。そのまま格闘タイプでいても支障はないはずだ。
しかしそれでもタイプが格闘タイプからエスパータイプに変わっているということは、
エスパータイプを持つことで有利に戦える相手、つまり毒タイプや格闘タイプが、未来の世界における“正義の執行対象”なのかもしれない。
あるいは、格闘タイプを持っていることで何らかの弊害が生まれたか。
例えば飛行タイプやエスパータイプのポケモンが未来では増えていて、格闘タイプを捨てないと環境的に不利になる…とか。
ちなみにビリジオンのくさ/かくとうタイプは弱点が非常に多いが(弱点6つ)、
テツノイサハのくさ/エスパータイプは弱点が更に多い(弱点7つ)。
耐性の数はそれなりに多いが、進化したことでむしろ弱点が増えてしまっている。
エスパータイプというのは特別草タイプと補完が優れているわけでもないが、
それでもこのタイプになるよう進化していったということは、
よほどエスパータイプが無くてはならない理由があるのだろう。
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