トドロクツキとメガボーマンダの類似
似ている。
断言はされないだろうが、トドロクツキがボーマンダとなんらかの関わりがある可能性は高い。
メガボーマンダの異名である「血に濡れた三日月」と、トドロクツキ(轟く月)。
三日月のような翼をもつトドロクツキは、さながら古代に生きるメガボーマンダのようである。
トドロクツキのタイプはドラゴン/あく。
翼こそ生えてはいるが、飛行タイプではない。
一方、メガボーマンダはスカイスキンという特性を持ち、飛行タイプとしての力を存分に発揮している。
そもそも、タツベイ・コモルー時代から空を飛ぶことに憧れているボーマンダにとって、飛行タイプの力は蔑ろにできるものではないのだ。
だが、トドロクツキは飛行タイプを失っている。翼があるため、飛行タイプを持とうと思えば持てたはずだ。
しかしそれでも飛行タイプを持っていない…ということは、
「古代のボーマンダ(トドロクツキ)は、飛行能力に現代ほど執着がなかった」
という可能性が考えられる。
しかし現代になるにつれ、環境の変化から飛行能力の重要性を体感し、
本能レベルで飛行タイプを欲していったのかもしれない。
その結果、あくタイプの代わりに飛行タイプを獲得した…ということだ。
飛行タイプを欲するようになった理由は何なのかはわからない。
苦手な敵が地上に多く現れたからなのか、
空中に狩り場を見出したのか、
単に空を飛べれば便利と考えたのか、
あるいは悪タイプがあることで不利益が生じたのか、
ともあれボーマンダは自慢の翼に応じた能力を得た。
時系列的には
トドロクツキ→ボーマンダ
ということになるだろう。
もっと言えば、
トドロクツキ→ボーマンダ→メガボーマンダ
ということなのかもしれない。
飛行タイプを欲した結果ボーマンダ(ドラゴン/飛行)になり、
さらに飛行タイプとしてのパワーを欲した結果メガボーマンダ(スカイスキン)になった…ということである。
トドロクツキからボーマンダになるにあたり翼は2枚に分かれたが、
しかしメガシンカの強いエネルギーによって再び一枚にくっついてしまった。
このことでメガボーマンダは、トレーナーに襲いかかるほどストレスを感じているらしい。
しかし、トドロクツキ時代も一枚の翼だったはず。
それでもストレスを感じるのは、
・一枚の翼にこそ戻ってはいるが、トドロクツキ時代とは異なる形状に変化しているから
なのか、
・一枚の翼から二枚の翼に分かれるよう進化したということは、一枚の翼でいること自体に見切りをつけていたから
なのか、
・そもそもメガシンカそのものがストレス過多
なのか。
翼が歪にくっついてはいるものの、飛行タイプとしてのパワーはむしろ上がっているメガボーマンダ。
それでもストレスに感じるほど、翼の変化はボーマンダ本人にとって不快なものなのかもしれない。
まあ、「一時的にキミの腕の形を変えるけど、戦闘向きになるから良いよね」と言われても私なら納得し難い。
というわけで、
トドロクツキ→ボーマンダ→メガボーマンダという進化の系譜を見ていった。
それではまた次回。
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