【KOC】キングオブコント2020を視聴しての感想・審査

お笑い

皆さんこんにちは雨崎です。
今回はキングオブコントを視聴して個人的に感じた点について。

キングオブコント2020

はい、個人的な事前予想として、コロナの影響から舞台数が少ないために、「例年なら初出場のコンビが優勢だが、今年はベテラン勢が優勝するのでは」という予想を立てました。
特にGAG、ジャルジャル、ジャングルポケット、ザ・ギースから優勝コンビが生まれる、という予測です。
経験値の差は、ネタの精度だけでなく今年のような「お笑いを試せる環境が不十分」という場で特に生きるものであると思います。
一方の初出場勢・若手勢はかなり苦しめられるのではないでしょうか。
KOCの場合は芸歴制限がないためその点はかなり強く表れるように思います。

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さて、では1組目からリアルタイムで視聴しての個人的に感じた点数と感想をあげていきます。

滝音

実際の点数:445点
個人的な点数:87点

会場が暖まっていないことや、後のコンビと比較される基準点となることから、基本的には不利とされるトップバッター。
一方で爆発さえ起こせれば、逆に他のコンビにかけるプレッシャーは非常に強いものがありますが。
さて滝音はパワーワードと軽妙な掛け合いが印象的でした。
ただワードの強さが目立っていて、コントの展開の部分をもっと見たかったなぁ、という個人的な想いはあります。
芸人向きの声質と発声ではあるので、ネタを武器にどんどん露出が上がっていきそうな感じが。

GAG

実際の点数:445点
個人的な点数:85点

滝音とは対照的に展開を見せ続けるネタとなりましたが、
こちらは先程とは逆の感想で、展開がもうちょっと落ち着いた状態で、
ゆっくり見たかったなぁという印象。
個人的にはベテラン勢の中で一番優勝するかもしれない、と思ったトリオでしたが、
やや苦戦気味という感想を抱きました。
ただ応援している身としては悔しい…。
今年はベテラン勢の強さを特に示せる大会でもあったと思うので、
ちょっともったいなかったなぁ。

ロングコートダディ

実際の点数:446点
個人的な感想:88点

掛け合いや使われる言葉に無理に勢いやワードが組み込まれることがないので、非常に自然に楽しむことが出来ました。
気張らずに見ることが出来て心地良かったのですが、
ゆったりとした展開で、キラーフレーズのような強いパンチ力のセリフも無いので、
KOCのような爆発力が求められる比較的短時間での賞レースには不向きなのかなぁ、と。
ただそういうものに頼らずに笑わせようとするのは凄い度胸と能力だと思うので、これまでで一番高い88点。

空気階段

実際の点数:458点
個人的な点数:89点

もうこの2人はバラエティ的なキャラクター性や華があるのは本当に武器ですね。
「ありがとうは言えましたか」「ラジオを下ろす」あたりが好きでした。
ネタだけでなくキャラクターの魅力でアドバンテージを取っているので、
今後どんどん売れていく感じがします。
にしても今年はこれまでかなり団子ですね…。
空気階段にしても実際の点数は少し抜けましたが、
1位から4位までが13点差という大接戦。
会場の空気もまだちょっとフワフワしているように見受けられるので、
M-1グランプリ2006や2009のような、誰がこの空気を爆発させるのかというところがポイントになってくるでしょうか。

ジャルジャル

実際の点数:477点
個人的な点数:95点

はい、もうこのコンビはM-1でもKOCでも、本当に安定しているなぁと。
10年以上前は「新しいけど尖っていて安定しない、賞レースで優勝するタイプではないのかな」と思っていたものでしたが、
センスはそのままに場数と技術と本人達の姿勢がずば抜けて磨き上げられ、
むしろ非常に安定して、安心して見ることができるコンビになったなぁと驚かされます。

ネタに関してですが、一つのくだりのオチに向かう途中のしつこく攻撃的な福徳さんのヤジと、後藤さんの心情吐露に近い戸惑い気味の生っぽいリアクションが、
ジャルジャルのネタで共通する魅力であり強いポイントだなぁと。
オチ以外の部分できっちり笑いを取っていくしたたかさが良いですね。
ジャルジャルのネタは面白いだけでなく、見ていてワクワクする、楽しい要素があるのも魅力的です。

またこの2人に関しては中堅〜ベテランというだけでなく、
YouTubeでもネタを披露し続けていることが、コロナ下という場でも勝負勘を維持・向上させることに繋がっているのでは、と。

さて爆発を起こしたわけですが、本当にKOCは同じ下りを何度も繰り返す天丼や、それに近い構成のネタが強いのだなぁと。
事前の優勝候補として名前を挙げましたし、実際心境的にも優勝してほしい反面、
優勝せずにいつまでもKOCの舞台でネタを見たいなぁという気持ちが葛藤しています。

ザ・ギース

実際の点数:457点
個人的な点数:90点

「ハープ」という楽器は語感も存在感も面白いのですが、ちょっとハマりきらなかったかなという印象。
それが尾を引いて、ラスト1分あたりにいくまではちょっと重めの空気が続いたかもしれません。
ハープへの執着を示した時の「そうか、怖いな」というさらっとしたセリフと、オールスター感謝祭の時の「カメラがこうなって〜」のくだりが特にすきでした。

あとは「小田和正のCDジャケット」のオチの部分は今大会イチのオチの決まり方でしたね。
ただネタ中、評価したいポイントとそうでないポイントが交互に繰り返されてネタの精度としてはやや不安定な印象を受けたので、点数が伸び悩んだのもそういった部分では。
また「ハープの音に合わせて物を出すくだり」ももう少しワード的に強い物や、異質な物を出せたかなぁというのが私的に思ったポイント。

うるとらブギーズ

実際の点数:440点
個人的な点数:83点

陶器を落としていく師匠と弟子、というネタでしたが、キャラクターとその関係性はすごく好きでした。
最初に良い陶器を落とした時の「良い!良い!良い…」というセリフと消え入りそうな声が好きでした。
一方でKOCにおいて天丼ネタは強いのですが、その繰り返すくだり自体がベタ過ぎたのかなという。
核となるくだりが受け入れられないと天丼ネタは一気にウケが落ち込むので、
結果厳しい結果となってしまいました。

キャラクターとセリフ、雰囲気は非常に良かったので、
本当に繰り返すくだり自体がもったいなかったなぁという印象です。

ニッポンの社長

実際の点数:454点
個人的な点数:91点

こういう「ネタの途中で歌に転調する」ネタはよくあるのですが、
急に歌いだすというギミックだけに信頼を置かず、
馬にマイクが渡った時の歌声の異様さや、そこからマイクが帰ってきた時に普通に歌を進行するなど、
構成が見事だったなぁという印象。
頭が馬になっている方の人が歌う時は背景が赤黒く不気味に変わるのですが、
個人的にはここは背景が変わらない方が、歌声が異質な感じだけが際立ってより好きだったかなぁという感想です。
出番順が後半だったので暫定ボックスに座ることができなかったのはややもったいなかったですね。
見ていて楽しいネタでした。

ニューヨーク

 

実際の点数:461点
個人的な点数:96点

このどんどんエスカレートして畳み掛けていく感じや、その合間の小ボケなど、
かなり王道な笑いの取り方で構成されていました。
ボケの質やツッコミのワードもニューヨークらしく良質なものでした。
「サラリーマンやめろ」あたりのセリフや、口で岩を持ち上げたり、ドリルを体に当てるくだり(「引く引く引く」「もう誰も笑ってないから」あたりのツッコミも含めて)
が特に好きでした。
ニューヨークはコントが特に好きとはいえ
今大会はGAGやジャルジャルを応援しているのですが、
個人的には一番笑ったので最も高い点にしてあります。
こればかりはもう面白かったので。

あとM-1から続く松本さんとの絡みも徐々に定番になってきたでしょうか。
松本さんの絡み方もニューヨークが結果おいしく映るので良いと思います。

毒舌系のキャラは本人が何らかの形で因果応報を受けないと好感度のバランスが取れなくなるので。
にゃんこスターをいじって、一方で松本さんには「好きじゃない」と貶される、
ニューヨークとしては平場も実りあるものになったのではないでしょうか。
毒を武器とするスタイルや某動画サイトでのトラブル、M-1最下位やそのくだり、第七世代への絡み方など、
芸人の中ではかなり特殊なポジションを形成していっていますが、
その中で実力も示すという、彼らに取っては大成功の大会になったのでは。

ジャングルポケット

 

実際の点数:446点
個人的な点数:84点

個人的にはジャルジャルと同じくらい跳ねやすいグループだと思っていましたが、今回は不発。
3人の軽妙な掛け合いにズレが生じていたのでは、という指摘が審査員の方からありました。
個人的にはそれだけではなく、うるとらブギーズや昨年のわらふぢなるお同様、
そもそものネタの中心となるくだり自体がそれほど笑いにつながるものではないため爆発に繋ぎにくく、動きもないため、
いろいろなネタを見られた後のトリの出番ではやりようがなかったのでは、という印象。

この手の大会では後半の方が有利、と言われますが、
少なくとも近年では軽いボケの応酬を武器とする正統派ネタがラスト出番でうまくいっている例をあまり見ていないので、
10組目という出番順も良し悪しだなぁと。

あとはお客さんや審査員の方が期待するジャングルポケットのネタのある種のバカバカしさが不足していたのかなぁという。
また、これまでにKOCで披露してきたトイレやエレベーターのような爆発力の高いネタや、
そもそものジャングルポケットのタレント性や知名度から、
ハードルも上がっていたことも少なからず影響があったのでは。
では個人的な点数ランキングと2ndでのネタも含めた総評へ。

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