太陽がッ
西からグングンのぼってきているぞッ!
ま…まさかあの太陽がッ!!
スタンド!!”
サン
擬似的な太陽を作り出し、地表を灼熱で炙るスタンド。
見た目は本物の太陽と区別がつかない点や、
「スタンド攻撃の正体は太陽なのでは」と意識することも中々出来ない点から、
非常に目立つスタンドでありながらその存在に気づかれにくい。
“太陽”型のスタンドということで日中に効果を発揮し、夜間は不向き…かと思いきや、
時計が無い環境では夜になったことを確認できないため、このスタンドで偽りの昼間を継続させやすい。
「まだ太陽が出てるから日中なのだろう」と錯覚してしまう…ということである。
太陽型のスタンドという意識の盲点を突きながらじりじりと空気を高温にしていき、相手を消耗させていくのがこの能力の真骨頂といえる。
スタンドの正体が太陽だと相手が気づいた頃には、すっかり衰弱し切っている…という流れが理想形。
空気を高温にする攻撃は、単純な物理攻撃と比べて防ぐのが難しい。
どんなに屈強な筋肉や堅牢な鎧を装備していても簡単に熱中症になりかねない。
辺り一面を高温にしてしまえるため、射程距離も広く多人数の敵相手でも一網打尽にしてしまえる。
総じて、ガード不能の範囲型攻撃が最大の強みとなる能力である。
また、太陽からはレーザービームのような攻撃を放つことができるため、
早期に決着をつけたい時や、“高温”に耐性のある者に対する有効打にもなる。
太陽やスタンド使い本体に向かってくる敵に対してレーザービームで牽制しながら、
攻めあぐねているうちに相手を高温の環境で消耗させていく…というのが良いだろう。
弱点は、サンのスタンド使い自身も太陽の高温にあてられてしまう点。
ただ能力を発動しているだけだと自分も敵も同じように消耗してしまう。
この能力を使う上で、サンのスタンド使いが冷房の効いた環境に閉じこもることは必須の条件となるだろう。
作中では前面に鏡を張った、冷房の効いた特殊な車で風景に溶け込みながらジョースター一行を苦しめた。
しかし姿を隠している仕掛けを見破られてしまい、一撃でダウンした。
型にハマれば強力なスタンドではあるが、前もって準備をしておき、相手を騙し切るための工夫が必要となる能力である。
理想的なのは、ホワイトアルバムなど相手の攻撃から身を守りつつ温度変化から身を守ってくれるスタンド使いと手を組むことだろう。
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