“「任務は遂行する」
「部下も守る」
「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな
覚悟はいいか?
オレはできてる”
スティッキィ・フィンガーズ
拳が触れた物にジッパーを取り付け、自在に開閉できる能力。
作中でも屈指の汎用性を見せたスタンドであり、近接戦闘を行うスタンドの中でも対応力は高い。
特筆すべきは火力の高さ。スタンド自体の火力はもちろん、ジッパーを相手の身体に取り付けることでその部位を切断することが可能。
ガード無視の攻撃が出来、なおかつ容易に相手の身体をバラバラにしてしまえるため、攻撃面は充実している。
ジッパー同士で接着させることもできるため、例えば腕をお腹に接着させるなどして相手の行動を制限するなども可能。
相手の身体だけでなく、スタンド自体もバラバラにでき、それを利用して攻撃の射程距離を伸ばすという戦法も取れる。
相手の身体に拳が当たりさえすればジッパーを取り付けて色々なことが出来るようになるため、
単純に能力発動の射程距離を伸ばす意味でも強力な動きである。
ちなみに自分の身体をばらばらにする動きは、緊急回避としても役に立つ。
また、ジッパーにより遮蔽物を貫通して移動できるという機動力の高さもこのスタンドの持ち味。
壁にジッパーを取り付ければそれを開いて向こう側に出ることが出来る。
さらにはジッパーを介して異空間に移動することも出来、そこに身を潜めることも可能。
ジッパーを介した接着能力は応急処置としても機能する。
欠損した身体の部位を接着して元に戻したり、
出血が激しい場合に止血代わりに接着したり、
自分の体内に侵入した異物を取り出した後に接着したりと、
自分の身体を安全に保つ目的でも大いに役立つ能力である。
総じて、“ジッパーを取り付ける”という一見何の役に立つか分かりづらい能力であるにも関わらず、
汎用性の高さは抜群のスタンドである。
多くの局面に対応でき、このスタンドが腐る場面は少ない。
“どんな相手にも、拳が当たりさえすればワンチャンが生まれる”能力であり、
スタンド自体のパワーやスピードといったスペックも高い。
いざとなれば遮蔽物を貫通したり異空間内に潜むこともできる。
多くのスタンドが登場してきたが、それらの中でも“出来ることの多さ”が群を抜いている、かなりの当たりスタンドと言えよう。
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