白血病治療薬に、ALS症状の進行抑える効果が認められる【ボスチニブ】

ニュース
白血病治療薬 ALS症状の進行抑える効果 治験結果 京都大学など | NHK
【NHK】難病のALS=筋萎縮性側索硬化症の患者に白血病の薬として使われている薬を投与したところ、症状の進行を抑える効果...

記事によると

京都大学などのグループによる治験の結果によると

  • 難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者に白血病の薬として使われている薬(ボスチニブ)を投与したところ、症状の進行を抑える効果が確認できた
  • 発症から2年以内の患者26人を対象に半年間にわたって投与し、薬を投与されていないグループと比較したところ、症状の進行を抑える効果が確認された
  • 中でも、血液に含まれる「神経の損傷を示す物質」が比較的少ない患者では、症状の悪化がより抑えられていたことから、あらかじめ血液を調べることで高い効果が期待できる患者を見つけ出せる可能性がある
ALSとは? ここをタップ!

ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだん痩せて力がなくなっていく病気です。

原因は運動をつかさどる神経が障害を受けること。脳による「身体を動かせ」という命令が伝わらなくなり、力が弱くなり、筋肉が痩せていきます。


 

白血病と、その治療薬「ボスチニブ」とは?

血液は骨のなかの骨髄の造血幹細胞からつくられます。

慢性骨髄性白血病は、造血幹細胞ががん化し、白血球の一種の顆粒球が異常増殖する病気です。進行すると、正常な血球ができなくなり、貧血や出血、感染症などを引き起こし命を脅かします。

ボスチニブは、がん化した白血病細胞の増殖をまねく「Bcr-Ablチロシンキナーゼ」という蛋白のはたらきを阻害することにより、異常な血球の産生を抑え、血液を正常化させます。


みんなの反応

ユーザー
ユーザー

こういう応用は、どんどん進めた方が良い。

ユーザー
ユーザー

すごい。実用化されますように。

ユーザー
ユーザー

すげー、メカニズムは何が効いてるんだろう。

ユーザー
ユーザー

無力感が凄いんですよね、この病気

コメント

タイトルとURLをコピーしました