三重大学、「ダウン症の原因の染色体を除去できることが判明」と発表

医療

そもそもダウン症とは

ダウン症は正式名称を「ダウン症候群」といいます。

通常、ヒトの染色体は、1番目から22番目の染色体まではペアになっていますが、
ダウン症候群は21番目の染色体が1本多く3本あり、これが原因となる染色体異常疾患です。

雨崎
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ダウン症候群は、見た目や発達のスピードに特徴があります。

また、生まれつき心臓や消化器のはたらきが悪かったりほかの病気にかかりやすかったりすることもあります。

なお、精子や卵子が作られるときに染色体の不分離が起こることが原因と考えられていますが、この不分離が起こる理由はわかっていません

雨崎
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これまでこの染色体を除去する治療法は確立されていませんでした。

染色体一本を除去できると発表

2025年2月20日、三重大学大学院などの共同研究チームは、「ダウン症の原因となる染色体1本を除去できることがわかった」と発表しました。

雨崎
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この方法での除去の成功率は最大で37.5パーセントとされています。

将来的には胎児の段階で原因となる染色体を除去することで、出生後に発症する知的障害などの障害の程度を抑えることを目指し、研究を進めるということです。

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