M-1グランプリ2021
みなさんこんにちはこんばんは。
はい、いよいよ来ましたM-1グランプリ2021!
今回もリアルタイムで点数や感想をつけ、
そちらを公開していきたいと思います。
今年もコロナコロナで芸人の方々は大変な思いをされたと思いますが、
去年と比べるとかなり色々な形でネタをかけることができるようになったのでは。
さて今年の出場コンビは初出場組が多く、非常にフレッシュな印象を受けます。
新生M-1は2015〜2019でひと段落し、2020・2021はさらに変化した漫才の形を追求していくような、そんな変化を遂げています。
そして昨年王者のマヂカルラブリーの歴史を振り返る場面から。
いやー、旧M-1の敗者復活でのマヂカルラブリーは本当に懐かしすぎる。痺れますね本当に。村上さんの高音での「明日は我が身〜!」が今も鮮明に思い出されます。あの頃は完全不思議系キャラでいってましたね。
そしてこのネタ前VTRの仰々しさが熱すぎますね。M-1感満々。
今年の「俺たちが一番面白い」枠がゆにばーす川瀬名人というのも熱いポイント。
上戸彩さんの衣装がまた過去の大会では見なかった雰囲気に…!変わりましたね…!
審査員登場
さあそしてもはや定番となってきたこの審査員のメンバー。
色々な意味でバランスが良いのかもしれません。
審査員のトークだけの番組も見たくなるオープニングとなりました。
松本さんと巨人師匠の意見が分かれる、というのはでもそれだけ色々なお笑いの形がある、色々なお笑いの正解がある、ということだと思うので良いと思います。
むしろ、全員の価値観が同じだと「審査員一人で良いよね」ということにもなりますし、それは危ういので。
敗者復活戦の見取り図、そしてラストイヤーのハライチとアルコ&ピースに触れましたが、本当にそうそうたるメンバーだなぁと。
敗者復活組のクジが入り、いよいよファーストラウンドが始まります。いやぁ、めちゃくちゃ緊張きてきました…!痺れる…!
ファーストラウンド
さあ、今回は五輪で活躍した水谷選手と阿部選手が笑みくじを引くと…!
うわぁ、ドキドキ…!
そしてトップバッターはモグライダー!!アドリブ感満載のネタが強みのコンビ、今年は特に仕上がっているという噂もありますが、
これはどうなるか…?
登場演出がM-1 2005と最近の大会のハイブリッドみたいな感じになってる!!!
綺麗な上にテンション上がりますね…!
1組目:モグライダー「美川憲一」
個人的な点数:93点
審査員の点数:637点
最近のトップバッターの中ではかなり爆発させたのではないでしょうか。
そして点数は637点!トップバッターの中ではかなり高い点数、というかトップバッターの過去最高得点を更新したのでは!
いやぁ、凄いなぁ…。
志らくさんやオール巨人師匠同様、ネタの着眼点が本当に素晴らしいと思います。
なんで「いいえ」から始まってるのかなんて考えたこと無かった。ちょっとネタの切り口が斬新なところも含めて面白かったです。
新M-1ではトップバッター初の優勝が見たいところですが…
さあ、そして2組目にランジャタイ!?
どんな大会になるんだこれ…!
「あなたランジャタイです!」や、通路でいちいち立ち止まる感じが既にハマっていますね。
2組目:ランジャタイ「風が強い日」
個人的な点数:90点
審査員の点数:628点
もうM-1の舞台でランジャタイがネタをしていること自体に笑いました。こんなの笑うでしょ。
奇天烈過ぎてネタの終わりSEがズレたのと含めて面白かったです。いや、もうこの時点で爪痕残しまくりですね。
さあ、ある意味今大会最も注目な審査。誰が何点をつけるのか…という感じでしたが、ある意味で予想通りな点数。
もう点数が低くてもおいしいのがランジャタイの強みですね。
高くても低くてもウケるという。
点数が公開される場面でここまで観客が喜んだり笑ったりしたのは初めてではないでしょうか。
完全に来年売れるパターンですねこれは。
さあ、そしてここでリベンジのゆにばーす!ネタの熟練度は今大会随一のはず!頑張れゆにばーす!
3組目:ゆにばーす「ディベート」
個人的な点数:89点
審査員の点数:638点
前半、川瀬名人の喋り方にちょっと緊張が見えましたが、
ネタが進むごとにかなり慣れてきましたね。やり切ってくれて一安心しました。
去年のニューヨークも3番手で緊張して羅列が怪しかったですし、
旧M-1では3番手の最高順位はスリムクラブを除いてどのコンビも6位止まりだったりするので、
3番目という順番は何かやりづらい部分があるのかもしれません。
さてウケもかなり取った正統派漫才でしたが、638点!モグライダーを抜いて1位に躍り出ました。
さあ、続いては4組目、敗者復活組!!!
ここできましたね…!さあ、敗者復活するのは…!?
……一気にハライチ、男性ブランコ、金属バットまで縛られました!
敗者復活戦の勝者は…ハライチ!!!勝ち上がりましたね!!!
私は男性ブランコ、マユリカ、見取り図に投票したのですが、男性ブランコがここまで健闘するとは…!
そしてハライチ、ラストイヤーで全てをぶちかましてください!
4組目:ハライチ「趣味」
個人的な点数:82点
審査員の点数:636点
一発目の爆発力が凄かったですね。同じパターンで突き通したため後半少し萎んだ印象を受けました。ちょっと違う展開が見たかったなぁと。ウケ量も減っていきました。
岩井さんのあのキレ方が好き、と言う人以外はどんどん食傷になってしまう感じがします。
もしキレる一辺倒でいくのであれば、澤部さんも岩井さんを超えるレベルのキレ方をして、
さらにそんな澤部さんを超えるほどの切れ方を岩井さんがして…というようにエスカレートさせて、どんどんおかしくさせていく感じにした方が展開もありますし個人的には好み。
さあ、そして審査員の方の点数は…636点!点数がものすごい割れ方しましたね…!
そして今年の上沼怒られ枠はまさかの審査員ということになりました。これは予想外。
さあ、そして5組目は真空ジェシカ!
5組目:真空ジェシカ「一日市長」
個人的な点数:92点
審査員の点数:638点
オーソドックスなコントスタイル&弾けるセンスということで、幅広い層にぶっ刺さったのではないかと思います。
このコンビの強い軸を見せる漫才、というよりは単発のポイントを細かく繋いで一つの強固なネタを作り上げている感じ。
コンビとしての魅力が見えてくるとより面白かったかもしれません。
ウケほど点数が伸びなかったのですが、これはトップバッターで爆発したモグライダーが基準になっているので、
そこも影響しているのかなと思いました。あとはやはり、ネタの内容が単発な印象が審査員にもあったかもしれません。
と思ったら松本さんもそういう感じのことを言っていましたね。
そしてハライチの敗退時コメントでちょっとうるっとした自分がいました。
そしてその感動が、CMのジョイマン優勝で消えました。面白かったです。
そして6組目は満を辞してオズワルド!
今大会の優勝候補筆頭、さあどうなる!
6組目:オズワルド「友達」
個人的な点数:93点
審査員の点数:665点
ネタに帯びている狂気がさらに強化され、完成度としてはもはやケチのつけようがない仕上がりになったかと思います。
優勝候補として期待される中でこれだけ起爆できるのは凄いとしか言いようがない。
和牛やかまいたちのような、計算してしっかり優勝を取りに来ている、本当にそつのないコンビだと思います。
このコンビ歴でこの仕上がり、そして決勝は3回目の挑戦ということで、オズワルドとしては今年は絶対に取りたい大会になりますね。M-1は挑戦回数が3回を超えてしまうとかなり優勝が厳しくなってしまうので。
そして続いてはロングコートダディ!
オズワルドが爆発した後ですが、どうなるか。
7組目:ロングコートダディ「ワニ」
個人的な点数:95点
審査員の点数:649点
ちょっと入りからしばらく緊張が見えた気がしましたが、順調にウケを積み重ね爆発。
設定が面白かったのでもっと見たい感じがありました。個人的にはここまでで1番面白かったです。2本目が見たい。
キングオブコントでも然り、このコンビのネタはとにかく展開が気になるので、クリエイターとしての感性が非常に優れているのだと思います。
緊張がほどよく解けた状態で2本目が見たいなぁ。
さあ、そして638点で同率3位が並んで残っているという状態。
このまま4組が残るのか、それとも…?
さあ、そしてここで登場錦鯉!
8組目:錦鯉「合コン」
個人的な点数:95点
審査員の点数:655点
満を辞しての錦鯉の合コンネタ。
M-1予選でも強いネタとして使われていたネタですが、やはり決勝でも大爆発。
後半のラッシュの爆発力は今大会随一ではないでしょうか。面白かったです。
本当に錦鯉は安定だなぁと。
お客さんが笑い疲れて、少し休憩したい雰囲気もあったのですが、それを力技でもっていった印象。
出番順がもう少し早ければもっとウケたと思います。
このままだと最終決戦に残るので、2本目も楽しみにしております。
9組目:インディアンス「怖い動画」
個人的な点数:94点
審査員の点数:655点
はい、3回目の決勝進出インディアンスでしたが、これまでのインディアンスのネタの中で1番面白かったです!
軽いボケを詰め込んで高速で畳みかける漫才師は多いのですが、
インディアンスはボケの一つ一つがかなり重くなっている気がします。
インディアンスのようなスタイルが苦手、という人も思わず笑ってしまった、というネタになったのではないでしょうか。
さあ、残るはもも…。
1番の若手コンビがトリということになりました。さあ、どうなるか。
10組目:もも「欲しいもの」
個人的な点数:90点
審査員の点数:645点
1番の若手ということで少し緊張はあったでしょうか、
ただ堂々たる戦いぶりだったと思います。
オール巨人師匠の言うとおり、もうちょっと間を詰めた方が沸点を多く作ることが出来たかもしれません。
また10組目ということでやはり、色々な笑いの取り方を見てきたお客さんを唸らせるためには、9組が見せていない笑いの取り方が必要だったかもしれません。
ここまでの個人的な点数
95点:ロングコートダディ、錦鯉
94点:インディアンス
93点:モグライダー、オズワルド
92点:真空ジェシカ
91点:
90点:ランジャタイ、もも
89点:ゆにばーす
88点:
87点:
86点:
85点:
84点:
83点:
82点:ハライチ
……
個人的にはインディアンスが想像よりも面白かったのが意外だったところ。
また、モグライダーは一番手じゃなかったら最終に残っていた気がするんですよね。その世界線も見たかった。
一方でもも辺りは、むしろトップバッターの方がネタのスタイル的にも合っていたのではないでしょうか。
さて、最終決戦に残ったのはオズワルド、錦鯉、インディアンスという形になりました。
戦前の個人的なTOP3予想は優勝モグライダー、2位オズワルド、3位錦鯉だったので、
くどいようですがモグライダーのトップバッターえみくじが無ければ…とちょっと惜しいところ。
さて脱線した話を戻しまして、最終決戦はどうなるか…というところです。
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