【相棒シーズン21】第2話「ペルソナ・ノン・グラータ(後篇)」色々と雑な感想【右京さん/亀山くん/面白い?つまらない?】 #aibou #相棒21

感想
※記事内容につきましては、作品に触れた個人の主観に基づく感想・考察になります。

第2話「ペルソナ・ノン・グラータ」

テレビ朝日,「相棒 season21」より引用

あらすじ

テロ予告のあった旅客機は無事だったものの、サルウィン反政府運動のリーダー的存在だったアイシャ (サヘル・ローズ)が命を落とし、責任を問われた右京(水谷豊)は、謹慎を申し渡される。いっぽう、捜査一課では、脅迫されていた人間は、薫(寺脇康文)のほか、アイシャの親友ミウ (宮澤エマ)や外務省幹部の厩谷 (勝村政信)ら計6人いたという情報を把握。しかし、脅迫犯に関しては目星さえつけられていなかった。そんな中、アイシャの死に責任を感じていた薫は、“親善使節団のメンバー”という立場を利用して厩谷のもとに押し掛け、右京の捜査復帰を官邸に働き掛けてほしいと直談判する。ところが、そこに当の右京が現れ、「くだらないまねは慎んでください」と薫を一喝。2人は再会も束の間、早くもぶつかり合う。そして、また一人、新たな犠牲者が―――

姿なき脅迫者と第二の殺人…!?
腐敗から国を救った英雄の死との関連は?
右京と薫が、衝突しながら国家の闇に迫る!

ゲスト:勝村政信 宮澤エマ サヘル・ローズ 木村佳乃 柄本明

リアルタイムの感想

前回時点で、犯人は完全にミウだと思っていました(大外し)

さて、相棒の新シーズンが始まったわけですが、現時点で思っていることをいくつか。

まず良かったところを。
亀山くんと美和子さんが戻ってきた、特に「美和子さんがいつもの飲み屋で働きます」展開はわくわくして良かったと思います。
美和子さんがいるだけで良い意味で調和を乱してくれそうというか。
少年漫画で言うところの“仲間が増えた”的なワクワクに近いと思います。

そして“亀山くんのいない間に色々変わったんだよ”的な、ギャップによるギャグ展開。
今回でいうところの亀山くんと刑事部長的な。
これは亀山くんが長期間離れていたからこそ出来る展開で、
長く見続けている相棒ファンであるほど面白みがある要素だと思います。

さて、ここからは個人的に少し気になったところ。
相棒が好きだからこそ、「ここが気になる!」「ここはもうちょっとどうにかならないかな」といった想いを載せていきます。

まず亀山くんに関して、これだけ長い期間サルウィンで働いていたはずなのに、
その積み重ねがあんまり感じられなかったのが少し残念なところ。

なんなら「1ヶ月サルウィンの学校に出張してて帰ってきた」でも通るくらいの積み重ねな気がするんですよね。亀山くんなら1ヶ月の出張でも現地の子供達に慕われるくらいはあるだろうなぁ、と思いますし。
卒業生のアイシャが絵を描きに戻ってきた、というのは月日の長さを表す要素ではあるのですが…

他に亀山くんの空白期間での積み重ねが感じられるのは、一応“国賓”扱いを受けているくらい。

ただ正直、国賓特権を使わなくても、特命係として普通に現場を出入りしたり違法捜査をしていたでしょうし…

どうせなら日本のいつメンの政治家だけでなく、サルウィンの政治家同士が亀山くんを交えてあれこれしている描写だったりを入れて、
「ああ、亀山くんも長い期間を経てそんなレベルにまで到達していたんだなぁ」と感じさせて欲しかったです。

そう、そしていつメンの政治家たちなんですが…
政治家が絡む回に良くある“メッセージ性”に関してなんですが、
やっぱりそこまで要らないんじゃないかなぁ…という印象。

メッセージを込めるのがまずい、とは言わないのですが、
相棒の魅力はもっと違うところにある気がするというか、
そこにメッセージ性を載せると途端にチープに見えてしまうという現象はあると思います。

政治的な駆け引きのシーンも、そのことが与える影響はその話の中くらいで、
次週以降にはそれほど影響がなかったりと、“肩透かし”感は否めません。

あと、作中に登場しているいつメンの政治家たちが、全員右京さんと関係性がある、というのも緊張感に欠ける要素かなと思いました。
右京さんの周りで政治が回っているため、それほど世界に広がりを感じないというか、
「そもそも一個人の警察官がそんないろんな政治家たちに意識されるほどの存在になれるのか?」という部分はネックでした。

あくまで右京さんは広い政治の世界の端に位置する存在で、
政治の中枢に位置する政治家たちからは存在をろくに認識すらされていない…くらいの状況だった方が、リアリティも出て良かったのかなとは思います。

そして今回一番気になった「新聞で杉下右京名指し」。
確かに作中でも“凄いことをするな”と突っ込まれてはいましたが、
そんなツッコミレベルのことではない気がします。
リアリティがあまりにも欠けてるレベルというか。

「杉下右京を名指し」展開をしたいのであれば、新聞じゃなくてネット上のSNSや掲示板などの書き込みをした方がまだ現実味があるのではないでしょうか。

これに関しては、

「政治家ならまだしも、一警察官を名指しで、しかも妄想モンスターのレッテルを張るって、いくらなんでもそんな新聞社あるか?」
「そしてそれで牽制扱いになると思ってる政治家もどうなんだ?というかこの場合杉下右京よりも新聞社の方が叩かれるよな」

などと思ってしまいました。

コメント

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