【智弁和歌山】魔曲!ジョックロックの効果とは【原曲は】

スポーツ

みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。

今回は高校野球について。

ジョックロックとは

高校野球の応援で用いられることで有名な日本の楽曲です。

高校野球ファンであればもはやお馴染みのテーマでしょう。

ジョックロックが流れているイニングには智弁和歌山高校や智弁学園が大量に得点することから「魔曲」とも呼ばれます。

智弁和歌山高校では「魔曲を流しているのにも関わらず点を取れない」という事態を避けるため、ジョックロックを魔曲たらしめるために

基本的には8回以降、塁上にランナーが存在する場合にのみジョックロックを流す、と説明されています。

ただし私がこれまで確認してきた試合の中で7回以前にジョックロックを流している試合も少なからず見られるため、

「8回以降は出塁時に必ず流す、7回以前でも場合によっては流す」と考えておくと良いかもしれません。

例えばこの試合では4回と7回にジョックロックがかけられましたがスコアはこの通り。

7回にスリーラン→ツーラン→ソロホームランのホームラン攻勢で7点をもぎ取り、この1イニングで勝負の流れを決定づけてしまいました。

チャンス時に流すテーマですから得点率が他のテーマと比べて高くなるのは当然ではあるのですが、

特異なのはビッグイニングを作り出すほどの伝統の集中打。

他のチームと比べて智弁和歌山はビッグイニングを多く生み出している印象です。

智弁和歌山に対して「攻撃力が高い」というより「集中打が凄い」という印象を抱く方も少なくないのでは。

ジョックロックという特徴的な応援テーマ故に観客ごと球場の流れを持っていくことで自チームを鼓舞し相手チームを萎縮させる、

という効果があるのかもしれません。

これは個人的に印象に残っている2008年夏の高校野球、智弁和歌山 対 常葉菊川のスコアボード。

私は毎年常葉菊川を応援しており、この年ももちろんのこと応援していたのですが、

6回終了時点で13対2、11点差の大幅リードということもあって「さすがに勝ったな」と思っていました。

ところがその後8回、9回に4点ずつ取り最終的には3点差まで猛追してくるという凄まじい試合展開。

野球は試合終了まで何が起こるかわからない、という言葉がありますが

智弁和歌山相手にはセーフティリードは基本的に存在しない、と言っても良いかもしれません。

ジョックロックが使われるようになるまで

ジョックロックの原曲は1990年代にヤマハが自社のキーボードにサンプルとして添付していた楽曲であり、

Rob Rowberryという作曲者がヤマハと契約していた頃に提供したものとされています。

ではなぜこの曲が高校野球のチャンステーマとして使われるようになっていったのでしょうか?

これは当時智弁学園和歌山高校の吹奏楽部顧問だった吉本氏が同校野球部の応援曲がネタ切れになった際に、偶然この曲を聴いたことがきっかけとなっています。

また同氏は「原曲よりもアップテンポにアレンジをすることで押せ押せムードを出せるように」とも話しています。



ジョックロックはなぜ有名になったのか

智弁学園和歌山高校の吹奏楽部が高校野球の応援曲として使用し始めたことを機に有名になりました。

私も高校野球は毎年欠かさず見ていますが、

「ジョックロック」が特に有名になった要因としては

①基本的にチャンス時のテーマとして流れているため記憶に残りやすい

②一度聞いたら忘れられないメロディ

③智弁和歌山高校が強豪校であり試合を目にする機会も多い

などが考えられます。

近年ではメディアでも「ジョックロック」が取り上げられることも多く、

古参の高校野球ファン以外にも親しまれつつある印象です。

それに伴い

智弁和歌山(智弁学園)と言えばジョックロック、

そしてジョックロックといえば智弁和歌山(智弁学園)、

というイメージもかなり浸透してきたのでは。

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