ラッキィィィィイイイイ
「PPPPPP」が最終回を迎えたので感想
面白かったです！
個人的に面白いな、と思う所と、
「個人的にはあんまりわかんないな…」と思う所があったのですが、全編通して考え甲斐のある作品でした。
序盤から「これは絶対売れる！」と直感。
軌道に乗ってきた辺りで「ほら、私の言った通り面白いでしょ！」と心の中でドヤ顔してました(※もちろん私が凄いわけではない)
でも序盤から明らかに一線を画していた漫画ではあると思います。
ジャンプを読むときはめちゃくちゃ優先的に読んでいました。
ワンピース、サカモトデイズ、逃げ若、あかね、PPPPPPが最優先。
この作品における特徴・強みは
・哲学的・心理的描写
の2点だと私は感じます。
そしてこの2点がとにかく相性が良かった。
ぼんやりした表現かもしれませんが、雰囲気が完成されている。
「この人の作品！」感が半端ない。全く個性が没していない。
非常に印象的で、この作品にしか出来ないことをたくさん表現されていたのではないかなと思います。全く替えがきかない。
唯一無二。
ただ、連載後半は“思考・哲学”の比重が大きくなっていったことで、
読者の評価が分かれたところはあるのかなと思います。
個人的には演出がめちゃくちゃ良かったです。
最終話やその前の話でもキレッキレ。
ホラー演出にも感じる“客席に大勢の音上楽音”とかめちゃくちゃ良かったです。
「こう描きたい」という想いがめちゃくちゃある作者さんなのかなと思いつつ、
「こう描けばこう感じてもらえる」というのをきっちり理解して描いているのだろうな、とも思いました。
凄いセンス。
そしておそらくこのセンスはこの作品だからこそ…というわけではなくて、この方の基本の作風なのかなと思います。
故にまだ次回作は出ていませんが、おそらくPPPPPPが好きな人は次回作もハマりそう。私も間違いなく次回作は追いかけると思います。
作品のファンというだけでなく、作者さんのファンにもなった感じ。
というかそもそも最終回の前後の話をもっともっと見たかったです。
本当に色々気になる。
読みながら考えたくなる、読んだ後に語りたくなる、そんな作品でした。
本当に連載お疲れ様でした。楽しかったです。
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