感染した部分は出ることは許可しないィィィィィィィーッ!!
マン・イン・ザ・ミラー
鏡を媒介として、現実とシンクロした異次元空間に色々なものを引き摺り込む能力。
スタンド使いとスタンドを切り離し、無抵抗になった相手をマン・イン・ザ・ミラーで一方的にボコボコにする…というのがこの能力の本領。
というより、マン・イン・ザ・ミラー自身は近接格闘において何の強みも持たないため、
相手スタンドが切り離されていない状態での戦闘は極めて不利。
そのため、相手スタンドを現実世界に置き去りにするのがあらゆる戦闘においての基本戦術となる。
とはいえ、スタンド本体の非力さを補って有り余る性能をこのスタンドは持っている。
イルーゾォの許可がなければ相手は鏡の世界自体をどうこうすることは出来ない上、
鏡の世界に引き摺り込む際細かく条件を指定することで、危険因子を未然に防ぐことができる。
さらには「身体半分だけ入るのを許可する」など制限をつけることで、相手の弱体化までさせられる。
そもそも「身体半分だけ」という指定が通るのであれば、「首だけ入るのを許可する」等、相手の急所だけを鏡の世界に分断することも可能なはず。
これらの事情から、基本的には極めて安全に相手を仕留めることができる。
作中ではイルーゾォはフーゴとアバッキオに実質トドメを刺すところまでいっており、
ウイルスが感染したジョルノとも相討ちの様相を呈していた。
・マン・イン・ザ・ミラーの裏をかけるウイルス能力持ちがいたこと
・イルーゾォが単独行動だったこと
・フーゴ、アバッキオを仕留めなかったこと
これらの条件が重なったことでイルーゾォは敗北を喫したが、
かなり苦しい戦いだったことは間違いない。
イルーゾォが確実にフーゴやアバッキオの息の根を止めていれば、
もしイルーゾォが他の仲間とコンビを組んでいれば、
おそらくブチャラティチームの勝ちの目はかなり薄かっただろう。
「情報は最後の1人に聞ければそれでいい」と言っていたイルーゾォが、それでもフーゴやアバッキオを仕留めなかったのは鏡の世界という強烈な能力に慢心をした部分もあったかもしれない。
スタンドを置き去りにし、人体も半分だけしか鏡の世界に入れないなど、能力自体は強烈なスタンド。
他の暗殺チームの仲間と組んで鏡の世界で待ち受けて、敵を1人ずつ引き摺りこみ仕留めるのが最も安全なやり方だろう。
コメント