皆さんこんにちは。
今回は看護師国家試験での思い出について。
看護師国家試験
せっかく看護師国家試験&勉強のシーズン(12〜3月)ですので、今回も看護師国家試験に関する思い出について。
それも、国家試験を受けている真っ最中の思い出についてここで語ろうと思います。
看護師国家試験を受ける前の勉強法や、受けてからの感情についてまとめた記事はありますが、
国家試験を受けている最中の思い出となると中々ありませんので。
私が看護師国家試験を受けた年度は第107回、会場に入ると見知らぬ学生も大勢おり(当然ですが)、
なんだかソワソワしたのを覚えています。
とはいえガチガチになるほどではなく、
友達や当時付き合っていた人とそれと無い会話をしながら、
試験直前まで会場で自作のノートを見ながらおさらいをしていました。
全ての分野をおさらいするとなると時間は足りませんし、
過去問の結果などから得意不得意は当然自分なりに把握していたので、
得意な分野は一瞬目を通しただけで済ませ、
記憶に自信のない単語などを無理やりな語呂合わせで詰め込んだ記憶があります(結局のところ詰め込んだ部分は試験に全く出ませんでしたが)。
学力
ちなみに私自身の学力はというと、
前年度の夏に1ヶ月間猛勉強したこともあり、そこから必修・一般状況設定の模擬試験では常に全国で上位1〜2割以内をキープし当然ボーダーラインも常に超えていたものの、
「なんだ勉強しなくてもいけるじゃん」と調子に乗り遊びまくった結果、
そこから点数が下がることも伸びることもなくなった、という「ウサギとカメ」でいうところの典型的なウサギ型でした。
おい勉強しろ凡人(自分)。他の人に追い抜かれるだろ。
実質勉強していたのは前年度の8月と試験直前の二週間ほどでしたが、勉強や遊びを満喫できたので個人的には満足です。
とりあえずある程度点数にも自信がある状態で臨んだ国家試験でしたが、
試験直前まで考えていたことはただ一つでした。
「必修は落とさない」
これは看護学生なら耳にタコが出来るほど聞いた言葉でしょうが、
相対評価で合格の可否が決まる一般状況設定問題と異なり、
必修問題はあらかじめ定められた合格ラインに一点でも足りなければ他の人間に関係なくその時点で落ちる絶対評価です。
模試で何回いい点を取っていようと、一般状況設定の出来が良かろうと、
ミスが2割を超えた時点でそれまでの努力は水の泡。
一般状況設定問題にある程度自信があった私としてはなおさら、必修の基礎知識がとにかく大敵に思えたのです。
さていよいよ試験開始というところで、それまで持っていたノートなどをバッグにしまうアナウンスが呼びかけられます。
その他不正防止の旨など色々とアナウンスがありましたが、私がここで考えていたことはただ一つでした。
「早く冊子を配ってくれ」
はい、容量の小さい私の脳に詰め込んだ情報がこぼれ落ちる前に、
早く問題に取り掛かりたかったわけです。
独特の緊張感もありましたが、ただそれでも試験への集中が出来ないほど、というものではありませんでした。
ただあまり緊張しなかったせいで、
「これで落ちたら普通に実力落ちだな」
といった別方面の不安が多少出てきたのは確かです。
試験開始
そうして始まった午前の部ですが、当然のことながら問題のことしか考えることをしませんでした。
過去に登場したことのある問題に類似する問題を見つけてテンションを上げたり、ほとんど見たことのない専門用語に戸惑いながら、
一喜一憂で進めていきます。
試験を受けた感触としては特に良くも悪くもありませんでしたが、
そこまで悪い出来でないということは少なくとも午前の結果は落選圏外だろうと自分なりに判断しながら冷静さを保ち、
午前の部は終了します。
さてお昼休憩も当然勉強をしながらということになりましたが、
ここでクラスメイトが「必修落ちした」との情報が。
全50問中間違えることができるのは10問まで、しかしそのクラスメイトは午前の部だけで11問以上はミスをしたことが、
友人たちと答えを突き合わせた結果明らかになったようでした。
もちろんそれだけで11問以上ミスをしたことが確定したわけではありませんし、不適切問題の存在も考えると諦めるにはまだまだ早いところではありますが、
それでもこの時点で合格が大きく遠のいてしまうのは可哀想ではありました。
文字数が増えてきたので次回に続きます。
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