みなさんこんにちはこんばんは。
今回は「今さらドキュメンタルを見て」というタイトルのもと、
ドキュメンタルの各シーズンを追った感想を掲載していきたいと思います。
ドキュメンタル シーズン1
というわけでまずはシーズン1。
ドキュメンタル黎明期の今回の参加者は、
ジミー大西
藤本敏史(FUJIWARA)
宮川大輔
くっきー(野性爆弾)
大地洋介(ダイノジ)
ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)
久保田和靖(とろサーモン)
川原克巳(天竺鼠)
斉藤司(トレンディエンジェル)
アントニー(マテンロウ)
という10名。
お笑い芸人としてのステータスが尖っている、アンバランスな芸人さんが集まったなぁという印象。
バランスを取って出塁できる人は宮川大輔さんや藤本さんくらいで、
あとはフリースインガー並べたな、みたいな。
いかついメンツです。
完全未視聴の状態でメンバーを見た時点で「ドキュメンタル向きで強そうだなぁ」と思ったのは藤本さん、川原さん、くっきーさん、ジミーさん。
なんならくっきーさんとジミーさんがめちゃくちゃやってるだけで終わりそうな感じだなぁとすら思いました。
あんなに意味不明なのに面白いと感じさせるラインを作れるのは本当に才能だと思います。
というか本当に凄いこのメンツは。女子供の笑いをぶん投げて捨ててる感じがいいですね。
そして実際に見て特に感じたのは藤本さんの強さ。
相手を積極的に笑わせる必要がある以上(しかも相手は百戦錬磨の芸人達)、
やはりボケを担当する芸人さんや、ボケ寄りのツッコミの人が強さを見せることが予想されるのですが、
藤本さんの場合はツッコミ中心なのに手数と着眼点、積極性でその存在感を示し続けています。
あとは藤本さんがいるとそれだけで場が持つなぁ、番組として成立するなぁという印象。
本当に名サブプレイヤーなのだなぁと。そりゃ仕事が来続けるわ。
あとは今回、藤本さんのガヤの内容がめちゃくちゃしょうもなくても、「そんなとこまで突っ込むのか」という構図自体で笑ってしまうところもあると思います。
本当になんでそんなとこまで突っ込むんや。
あとはやはりくっきーさんやジミーさんの破壊力が尋常ではありませんでしたね。
特に「笑ってはいけない」という状況下で口数が少なくなり思考に時間が裂かれがちなこの番組では、
くっきーさんが得意とする癖のあるボケが、一際輝いていたように思います。
ボケの背景や、「なぜそれをしたんだ」というところまで考え始めると完全にドツボ。
そもそもくっきーさんのボケは「なぜそれをしたんだ」というものしかないので、
狂気と合わさって本当にドキュメンタル向けの人なのだなぁと。
あとアントニーさんの写真ネタ。
あんなん笑うに決まってるでしょう。
くっきーさんやアントニーさんは持ってるネタを引っ張り続ければ全キルも狙えるレベルの手札だったと思います。
一方でやや活躍が映えなかったのはダイノジ大地さんとトレンディ斉藤さん。
ドキュメンタルでは、自分発信で強い笑いを取ることが少ない芸人さんや、そもそも自分の手札がライト層向けのものばかり、平場での立ち回りに難がある芸人さんがかなり苦戦している印象です。
滑ったとしてもガンガン前に出る強さや、自分の面白さを生み出し貫き通す自信とセンスが必要なのだなぁと感じました。
特に笑いの取り方に制限がないドキュメンタルでは、
(センス系の芸人を除いて)自分から笑いを取りにいかない芸人さんはその評価が下がる恐れが非常に大きいなぁと。
結局最後まで特定の人物1人だけが生き残る、と言うわけでもなく、
決着はつかず。
個人的にはジミーさん、くっきーさん、アントニーさんあたりが特に面白かったのです。
はい、というわけで今回はここまで。また次回。
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