ハイキューの“名言”
ハイキューがとにかく好き。
連載当時も、連載が終了してからも、何度となく読み倒しました。
そんな私が、“ハイキュー”に登場するキャラクターのセリフの中でも特に印象に残ったものを今回掲載。
それではいきましょう。
「バレーボール楽しい?」「いや…特には…」「それはさ、へたくそだからじゃない?」
梟谷:木兎さんの名言。
「楽しむためには強さが要る」というのはこの作品で一貫して描かれてきた一つのテーマ。
その中でも特にわかりやすくハッキリと言ってくれたのがこの木兎さんの発言。
シンプルなことなのですが、なるほどと思ったセリフです。
物事がうまくいかない時ついつい色々理由をつけてしまうのですが、
結局その分野に関する自分の能力が足りていないだけの話なんですよね。
だからこそ上手くいかないし、上手くいかないから楽しくなくて、苦痛に感じる。
反対に実力をつけることさえできれば、苦痛に感じる機会は減り、楽しみを見出す余裕もでき、他人から褒められたりもします。
楽しむために何より足りないのは実力、という非常にシンプルなことを教えてくれた木兎さん。
このセリフを見てから、“なんか楽しく無いなー”と思った時は、
「まだまだ下手なんだな」と自分を見つめ直すようにしています。
「成功の習慣化をしてください」「見極めてください 技術のへたくそが出たのか、メンタルコントロールのへたくそがでたのか」
鴎台:アーロン・マーフィ監督の台詞。
個人的に物凄く好きな鴎台監督のセリフ。成功の習慣化、「普通に強い」を作り上げた鴎台の地盤となるセリフです。
作中では赤葦もタスクフォーカスに挑戦していましたが、
個人的には“メンタルコントロールも技術”というのが目から鱗の話でした。
技術は技術、メンタルはメンタル、…と言うようになんとなく別のことのように切り分けて考えてしまっていたので。“メンタルは技術でどうにかなる”なんて、そんな風に考えたことがなかった。
メンタルコントロールは技術、つまりはメンタルも技術の範疇。
自分が精神的に乱れるのは技術不足であり、「メンタルの問題だからどうにもならない!」と決めつけるのは尚早。
このセリフを見てからは、自分が精神的に不安定になった時も“技術でなんとか出来る”と、メンタルのコントロール意識するようになりました。
それを意識したからといって理想の精神状態に出来るわけではありませんが、意識しておくに越したことはないですし、
なにより思考のリソースを“どうやって精神を安定させようかな”というところに割くことで、それを考えてるうちに少し余裕が生まれる…ということもありました。
メンタル面の不調を“どうにもならない問題”として放り出すのではなく、きっちり向き合うためのきっかけをくれたセリフです。
「叩くなら折れるまで」
青葉城西:及川さんのセリフ。
“やるんなら徹底的に”という内容を、インパクトあるセリフで端的に明示してくれた及川さん。
私は及川さんほど徹底的に物事に打ち込むことが出来ていないのですが、
それでもこのセリフを思い出すたび「まだ自分は徹底的に出来てないな」と意識を改めるようにしています。
なお、この台詞は
“単に叩き続けろ”と言っているわけではなく、
“折れるまで叩き続けろ”という旨の台詞。
より具体的に読み解くならば、「徹底的にやる」というだけの話ではなく、「何らかの結果が出るまで徹底的にやる」ということ。
何らかの結果が出るまで徹底的に、出来れば理想とする結果が出るまで徹底的に。
“結果が出てもおかしくないくらい、徹底的にやれている”…そう胸を張って言えるほど、自分は努力できているのか。
…はい、やれてないです。頑張ります。
「何かひとつでいい 今日、挑戦しいや」
稲荷崎:黒須監督の名言。
やらない理由探しが得意な人、いますよね。
はい、自分です。
このセリフを思い出しては「自分は何か人並み外れた結果を出しているわけでも無いのに、やらない理由探しに走って守りに入っていいのか」と自問自答します。
もちろん本当にやらない方がいいこともあるのですが、
一方で「正直、やらない理由を探して甘えてたな」と思うことも多いです。
新しいことでも、難しいことでもなんでもいい。
今日、なにか一つ挑戦し続けたいと思います。
「反復・継続・丁寧は 心地ええんや」
稲荷崎:北さんの名言。
北さんの言うことに凄く共感できるし、大事なことだと思うので選びました。
個人的な話ですが、この数年で色々なことを意識的に継続させることができるようになりました。
これまでだったら長くて1ヶ月とかでやめていたようなことも、
年単位で続けるようになったり。
私の場合は例えば料理や筋トレ、掃除など。
最初の数日だけ頑張って、その後はフェードアウトすることが多かったのですが、
今ではそれらが完全に日常のサイクルの一部となりました。
あらゆる物事を長続きできるようになって思うのが、北さんのこの台詞。
反復・継続・丁寧は本当に心地良いです。
やるならちゃんとやりたいし、
やり続けること自体が気持ちいいし、
むしろやらない方が落ち着かなくなる。
まとめ
ということで、今回は個人的な名言5つを選出しました。
派手な名言が多い作品ですが、個人的にはこの辺りのセリフの方が心に残っていたりします。
この5つ以外の台詞だと、お気に入りのセリフはウシワカの「天童の言葉を借りると ノッてきた」です。
あのくだり凄い好き。
はい、というわけで今回はここまで。
また次回!
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