アラブルタケの擬態の謎
モンスターボールが無かった時代に、モンスターボールのような姿で存在したアラブルタケ。
モロバレルの古代種とも囁かれているポケモンだが、今回はこのアラブルタケについて考えていく。
上述した通り、モンスターボールの概念など存在しないほど太古の時代に存在したポケモン…にも関わらず、なぜモンスターボールのような姿をしているのか。
その理由はいくつか考えられる。
たまたま似てた?
まず、たまたま似ていた説。
たまたまモンスターボールとビジュアルが似ていただけで、直接的な関連はない…ということだ。
元からアラブルタケはこの模様で、もしかするとモンスターボールを開発した人物がアラブルタケからインスピレーションを得た可能性もある。
つまりモンスターボールがあって、それにアラブルタケが擬態しようとしている…ということではなく、
アラブルタケが先に存在して、そのデザインを元にモンスターボールが作られたということである。
モンスターボールが太古の時代に持ち込まれた?
続いては、アラブルタケが実在した時代へ、モンスターボールを持った人間がタイムスリップ説。
ときわたりポケモンやディアルガなど、時空に干渉するポケモンの存在はこれまでも明言されていたが、
SVではいよいよ技術としてのタイムスリップが行われており、この説を補強する材料となっている。
作中に登場した某博士によるものかはともかく、ポケモン世界においてハンパないテクノロジーを持った技術者は当たり前のように存在している。
なにせ初代の時点で既に、ポケモンと人間が融合するマシンが開発されているくらいである。
つまりタイムスリップを行える技術者が、捕獲目的か何なのかモンスターボールを携え太古の時代へ移動。
その際、アラブルタケがモンスターボールを認識し、擬態するようになった…ということだ。
モンスターボールを見てアラブルタケが擬態するようになったのか、
アラブルタケを見てモンスターボールがあのデザインになったのかは不明だが、
両者の間になんらかの関連があると見てもおかしくないほど両者は似ている。
モロバレルの擬態
ちなみに、モロバレルは“獲物を捕まえるためにモンスターボールに擬態する”らしいのだが、
本当にその方法で良いのだろうか。
まず野生のポケモンを捕食目的で襲うにしても、人間の文明の象徴であるモンスターボールに擬態してしまってはむしろ避けられそうなものである。
一方で、モンスターボールを見て寄ってくるのは人間だが、
モロバレルからすると人間に寄って来られても狩猟 or 捕獲されるリスクしかない。
ポケモンずかん(バイオレット)でも、「モンスターボールに擬態するが、ポケモンに対して効果があるのかはわかっていない」と言われているほど。
やり方としてはむしろ効率を悪くしている気がしてならない。
“獲物は捕らえないといけないけど、それはそうと野生のポケモンには襲われたくない…よし、折衷案でモンスターボールに擬態しよう”というややこしい心理状態が、モロバレルをそうさせたのかもしれない。
あるいは、モンスターボールに擬態することでトレーナーに見つかりやすくなることが真の目的なのかもしれない。
つまりモロバレルは人間に対して親和的で、捕まえてもらって仲良くなりたかった、という具合。
まとめ
というわけで今回は、アラブルタケとモロバレルについて見ていった。
モンスターボールの時系列の謎は気になるが、今後それが解き明かされる日が来るのだろうか。
その日を楽しみに待ちたい。
それではまた。
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