【一年目インターハイまで】「弱虫ペダル」を初めて読んだ感想【東堂尽八/御堂筋】

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※記事内容につきましては、作品に触れた個人の主観に基づく感想・考察になります。

漫画アプリにで弱虫ペダルを無料で読むことが出来たので、その感想。
今回は一年目インターハイ終了時点まで。
この作品に対して、個人的に好きな部分と気になる部分を挙げていきます。

面白かった!

27巻ほどでしたが、一気に読んでしまいました。

面白い

王道展開、魅力のあるキャラ、熱血と論理のバランスも非常に良いと思います。

一年目のインターハイを終えたところでひと段落しましたが、それ以降も読みたいところ。

小野田くん強すぎない?

小野田くん強い
子供の頃から無意識に鍛え続けていたにしても最強すぎる。
窮地に陥っても「ケイデンス」と「ヒメヒメ」で逆転。

他の選手より技術的に不足している、ということは触れられているにも関わらず、
実際小野田くんは作中でも屈指の才能なのかもしれませんが、ここはちょっと気になった点。

 

小野田くん支持されすぎじゃない?

実力があるのはわかりますが、まだ結果を出す前から 色んなキャラに注目してもらえたり「小野田はやる奴だ!」的な声かけをしてもらえてるのがちょっと気になる。

まだそこまで関係性が出来上がってなさそうに見えるキャラからも、小野田くんに対する信頼の声かけがあったり、
他のキャラと一緒に名前を挙げられる場面でも、小野田くんに対してだけ特に熱量が強かったり。

私が小野田くんというキャラにあんまり共感出来ないからかもしれませんが、ここもちょっと気になる点。
なんなら主人公チームのメンバー間でさえもうちょっとバチバチしても良いかなぁと。

大会ルールがよくわからない

これ、区間賞取る意味ある?

名誉とかプライド的に取る意味はあるのはわかるし、勝負の成り行きで取るのは良いのですが、
体力をロスしてでもわざわざ取りに行くようなものなのかがあんまりわからなかったです。

道中は無理して取りにいくよりも
自然に一位を狙う上で取れていたらいいな、という方が戦術的に妥当な気はしました。

カラーゼッケンは精神的なアドバンテージを取れるらしいので効果がないわけではないのでしょうが、
もっとカラーゼッケンで強キャラが萎縮したり、区間賞を取ったことによるメリットがあってもいいのかな、とは思ったり。

駅伝の区間賞は取るのが最善ですが、
このルールでの区間賞は、取るために無理して体力を使った結果最終的なゴールを逃してしまうと元も子もないので。

東堂尽八が好き

色々な意味で好きなキャラ。
裏表がなく視点がフラットで、他人の価値観に振り回されすぎずさっぱりしててカッコいいキャラだと思います。
このキャラが登場してるだけで、場面への興味が1段階アップする。

ちゃっかり3位になったのも個人的に嬉しかったポイント。
ちゃんと実力者だし、「あ、他のメインキャラじゃなくてこのキャラを勝たせるんだ」と作者のバランス感覚に痺れた場面。
山登り強いし特にハンデを背負ってるような描写もないから確かに妥当。
この作品の中で1番好きなキャラでした。

御堂筋くんも好き

この物語をぐいぐい引っ張ってくれる、いい意味で場をかき回してくれるキャラ。
絵的にもキャラ的にも、この作品の大きな核だと思います。
めだかボックスで言うところの球磨川くん的な存在。

仲間のゼッケン(?)を受け取り拒否した理由が「紙切れ一枚も重くしたくない」という合理的な理屈だったので更に好きに。
キャラ的に受け取りを断るのは予想できますが、そこにちゃんとした理由まで付いてくるのが面白い。

他のキャラへの見方を変えることはあっても、御堂筋くんのキャラ自体が変わらないのは良かった点。

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