【アニポケ/ダイパ】アニメDP世代が見た「シンジ再登場」回の感想【ゴウカザル/ジムリーダー】

ゲーム
※記事内容につきましては、作品に触れた個人の主観に基づく感想・考察になります。

シンジ再登場!

 

前置き

はい!!!
シンジが再登場すると聞いて久々にアニポケを視聴した無印〜DP世代です。
シンジはとにかく当時のアニポケ勢からすると斬新なキャラ設定でして、
初登場がムックル厳選をしている場面という“廃人”キャラとなります。

いやどんなキャラだよ

タイプ相性を重視し、対戦相手によって手持ちを変える合理主義者であり、
根性でどうにか乗り切ってきたサトシとは性格も戦い方も相容れずたびたび衝突していました。
しかし旅の中で二人は成長。
互いに“相手の強さ”を理解し、ついには相手の戦法を取り入れるまでになりました。
具体的には、
サトシが編み出した“カウンターシールド”という技をシンジが取り入れたり、
シンジの“手持ちポケモンを捨て駒にする”戦術に対し、サトシは頭ごなしに否定しないようになるなど。
これまでは「自分が正しい!お前は間違ってる!」だった二人でしたが、
なるほど…お前の戦い方、そういう強さもあるよな」と認めるようになったのです。

またこのアニメDPは戦術面でかなり深掘りされており、
ライバルキャラとその戦術を見てもそのガチ度は一目瞭然。

催眠戦術を得意とするナオシやタクト、
「ねごと」で催眠メタを張るサトシ、
ステロ展開を行うジュン、
トリルパを使うコウヘイ、
毒びしパを使うシンジ、と
現実のランクバトルでも見かけるような戦術が並びます。
アニポケなので現実のような構成とは異なりますが、
ご覧の通りコンセプトをきっちり定めたパーティが揃っており、
バトル展開だけを見ても楽しめる試合ばかりでした。
アニポケ勢だけでなく、ゲーム勢も楽しく視聴していたのではないでしょうか。

そしてそれらのキャラの中でもシンジの戦術理解度は高く、
それまでは“殴り合い+気合い+機転”が中心だったアニポケのバトルに、“戦術の深掘り”という新たな可能性を見出してくれたキャラでもあると思います。

さてそんな色々な意味で思い出深いシンジが、10数年の時を経て再登場!!!!
絵だけではなく声も付いてるし動くしバトルもするぞ!!!
ということで見ないわけにはいきません。

現在のアニポケのあらすじをある程度さらって、

話の流れも理解できるようになった状態で視聴しました。
視聴前の気になる点としては、
「シンジはマスターズエイトを目指してはいないのか」
「目指していないとすると、現在のシンジは何をしているのだろうか」
といった感じ。
ただ、なによりも動いているシンジが見れるだけで嬉しいなぁ…という想いでいっぱいでした。

というわけで視聴後の感想へ。

感想

はい。まずシンジに会えて嬉しかった、というのが何よりの感想です。
現在のアニポケ世代の子供たちからすると馴染みのないキャラで、安定した需要が見込めない状態なのによく出してくれたと思います。

キャラ崩壊等を嫌って、「できるだけ再登場はしてほしくない」という方もおられるかもしれませんが、
私はそれでもシンジにまた会えて良かったです

では、視聴して気になった点を羅列していきます。

ゴウカザルとシンジ

まずゴウカザルとの絡み!
ここはもう外せないですね。
個人的にはDP時代の場面がいくつか挿入されたのが印象的。
簡易なセリフだけで済ませることも出来たはず、なのにこうして何枚かの新規絵を使って

あの頃をちゃんと語ろうとしてくれた姿勢が嬉しかったです。

みんなとあぐらを組んで話すシンジ

可愛すぎんか???
サトシと一緒にあぐらを組んで話すシンジ。この絵が見れただけでもう私は満足です。
ここも立ち話とかで済ませることも出来たと思うのですが、
「そういうことも出来るようになった仲」を描写してくれたのだと解釈しました。

「お祭り騒ぎは好きじゃない」

強さを求めていた合理主義者なあの頃のシンジであれば、参加していてもおかしくない今回のランクバトル。タッグバトル大会にも参加していたくらいですからね。

しかし「お祭り騒ぎは好きじゃ無い」と言って参加はしなかった現在のシンジ。
シンジの性格上今も“強さ”や“戦術”にはある程度のこだわりがあると思います。
ただ以前のような「強さを求めるために〜しなければならない!」的な強迫観念は薄れ、
その結果自分の感情(好き嫌い)が出るようになったのではないでしょうか。

ただ「お祭り騒ぎ」には興味がないかもしれませんが、
「強者とのバトル」に全く興味が無いとは考えにくいのがシンジ。
にも関わらず参加を見送っているということは、後述する“ジムリーダー”になるための準備期間として忙しくしているのかもしれません。

“ジムリーダー”

兄であるレイジはポケモンを育てる“育て屋”に、
弟であるシンジはトレーナーを育てる“ジムリーダー”に…ということでしょうか。
個人的にはシンジはサトシと同じく強さを追求していく感じで旅を続けていく印象でした。

さて今回のジムリーダースカウト、「四天王やフロンティアブレーン等よりは格が落ちる印象だなぁ…」と感じた人もいるかと思います。
ただ、挑戦者に合わせてポケモンを変えたり、合理的な戦術で挑戦者の模範となったりなど、
ジムリーダーとしての資質も十分あるんですよね。

今回のうまいところはあくまで「ジムリーダーにならないか、という打診を送っている」という点。
シンジがそれを受けるかどうかはわからないため、
「ジムリーダーになって人を導けるようになるなんて…成長したなぁ…」と取ることも出来るし、
「シンジはジムリーダーを受けず、自分なりの強さを求めていくのでは」と取ることもできる。
色々な可能性を考えてニヤニヤできる、良い落とし所だと思います。

ちなみに私はこの話を見て、「ジムリーダーとして、ゲームにシンジが登場して欲しい」と強く思いました。
シゲル(グリーン)のような万能タイプのジムリーダーとして、8つ目のジムで待ち構えててくれたりすると嬉しいです。

タイプ相性無視・鬼火の影響度外視

個人的にはここがちょっと気になったところ。
具体的にはギャラドスがルカリオに氷の牙(半減)を撃っていた場面と、
鬼火を受けたメタグロスに対してコメットパンチ(物理技)を指示し、その後「鬼火の影響か!?」とこぼしたりする場面。

バトルではシンジらしからぬ場面がちょくちょく見られた印象です。
ギャラドスに関しては、“氷の牙”と“破壊光線”がルカリオに対しての最高打点の可能性があるため何とも言えません
ギャラドスの他の技が隙の大きな“飛び跳ねる”とか“竜の舞”とかであれば、
「まあ隙を作らずに攻める選択肢として、氷の牙もありか…」と納得できなくもないところ。
ただメタグロスに関しては、ゲンガーに対して抜群の“サイコキネシス”を持っていることが判明しています。

“サイコキネシス”は特殊技のため、鬼火の影響もありません。

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