そもそも髪の形はどうやって決まる?
髪の形は水分量に影響を受けます。
髪は「濡れると形が柔らかくなり、乾くとその形を保つ」という性質を持っており、
ゆえに髪が濡れているかどうかは形を決める上で重要。
より具体的に見ていくと、
髪が濡れると、髪の内部の水素の結合が一旦切れるのですが、
そこから髪が乾いていくうちに、再び水素が結びついて、髪が固くなり形が決まるのです。
寝癖ができる理由
「濡れると柔らかくなり、乾くと形が決まる」
お風呂の後にしっかり髪を乾かしておけば、水素結合が起こり、髪の形が固まった上で寝ることができます。
しかし、しっかり髪を乾かさなかった場合は、寝ている間に乾いていくため、そこで水素結合が起こることになります。
睡眠中の、枕に髪を押し付けた乱れたヘアスタイルのままキープされてしまうため、
寝癖につながるというわけです。
また、濡れる原因はドライヤー不足だけに限りません。
他にもこのような原因が考えられます。
・寝汗
・湿気の多い雨の日
・髪が傷んでいる(髪の内部のタンパク質が不足しており、水分を吸収しやすくなっている)
・枕が合っていない(寝ている間に枕と頭がずれて、髪の毛が乱れる)
・寝相が悪い(髪の毛が乱れる)
寝癖をつけないために
寝癖をつけないために大事なことは、
まずは髪をしっかりと乾かすこと。
髪の水分量を落として、髪の形を決まりやすくします。
きちんと乾かせていないと、髪へのダメージにも繋がるため注意が必要です。
また、寝る前の水分補給も有効です。
水分不足の状態だと寝汗が蒸発しやすいべとべとしたものになりやすく、寝癖の原因にもなります。
枕が合っていない場合には、枕を変えることも有効です。
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