みなさんこんにちはこんばんは。
今回は「漫画村の代わり」について。
「漫画村」の代わり
無料漫画サイトにおける著作権問題
かつて「ネット上で無料で漫画が読める」と話題になった漫画村や星のロミといったサイト達。
かねてから「出版社に無断で9万3000冊以上の書籍を掲載しており、深刻な著作権侵害を行っている」との指摘があがり、各出版社らが提訴。
現在それらのサイトは閉鎖し、閲覧できない状態となっています。
しかしこうした「違法な漫画サイト」は後を立たず、
イタチごっことなっているのが現状です。
さらにはこうした漫画サイトの違法性を正しく認識出来ず、利用するユーザーも少なくありません。
もはやネット上ではこうした情報が半ば出回ってしまっており検索すればズラリと出てくる状態。
「閲覧」に関する違法性
さて、中には「もう漫画村系統のサイトにアクセスしてしまった」というユーザーも見られます。
そもそも「閲覧」は違法にあたるのでしょうか。
2018年12月、文化庁は有償の漫画や雑誌などの違法複製に罰則を科す方針を固めています(2年以下の懲役または200万以下の罰金、またはその両者が課せられる可能性)。
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著作権法上、ダウンロードは「複製」にあたるため、
今後「漫画村」系列のサイトで漫画ファイルをダウンロードすると検挙される可能性が出てきた、ということになります。
しかしあくまで検挙の対象は「ダウンロードして閲覧した場合」のみ、
である点が一つ大きなポイント。
違法にアップロードされた漫画、または映像・音楽だとしても、
それをストリーミング(ダウンロードせずに閲覧する)で見ている・聞いている分は違法ではありません。
したがって、みなさんが現在私のサイトをフラッと開き、この記事を閲覧していることが問題視されないように、
漫画村をストリーミングで閲覧している分には違法性が問われないという状態となっています。
この点に関しては「そのサイトを閲覧した時点でなぜ取り締まらないのか」といった声が上がる一方で、
例えば検索エンジン等で感想サイトを巡りその過程で意図せず違法漫画サイトが開かれた場合など、
「知らずに何気なくサイトを開き、結果的にそれが違法マンガサイトだった場合も罰することになるのか」という点も問題視する声が上がっており、
「アクセスしただけ」のストリーミング閲覧にまで規制の手を伸ばすかどうかは慎重になるべき、との見方を示するユーザーも見られます。
無断転載や違法ダウンロードの範囲
さて、無断転載や違法ダウンロードの範囲についてもここで細かく触れておきます。
漫画作品のうち数コマや論文・記事の数行のように分量の少ないダウンロードの場合は「軽微なもの」として違法化されません。
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一方で漫画村をはじめとした、1話の半分以上のページを転載しているなどのサイトはその違法性を認められ、「違法アップロード」として検挙の対象となります。
これはサイト運営者に限らず、この記事をご覧になっているみなさんのような一般ユーザーもその範囲内となります。
「違法ダウンロード」が話題になる中で「なぜ違法アップロードは処罰しない!?」という声も聞かれますが、
「違法アップロード」はとっくに検挙対象となっています。
くれぐれもご注意ください。
リンクを貼ることも違法化
さらに今後違法化される可能性があるのが「違法サイトへのリンク(URL)を貼る行為」。
ネット上のスレッドやTwitterなどでも確認されることのあるリーチ行為(URL貼り)ですが、
今後の法整備によってはこれをするだけで法的に罰せられる可能性が出てきました。
「自分はアップロードしていないから」とついリンクを貼ってしまう方もおられるかもしれませんが、今後は刑罰の対象となる場合が出てきます。
貼らないよう十分注意しましょう。
セキュリティ上のリスク
さて、違法漫画サイトの閲覧の際には、必ずと言って良いほどセキュリティ上のリスクが付き纏います。
良く言われるのは「サイト内の広告をクリックすると個人情報が漏れた」なんて声ですね。
この点に関してはどの程度ウイルスが仕込まれ、どの程度の規模の被害を受けるかは表面上検証しようがありません。
とはいえ、違法なサイトを運営してでも収益をあげようとしているサイト運営者に個人情報が漏れると、
いかに危険な事態に陥りかねないかという点はいくらか想像がつくかと思います。
ネット上の評価も
またネットユーザーの中にはこうした漫画サイトを利用する人に対し批判的な声も多いのが現状です。
違法漫画サイトを利用していることが人間関係にも影響を及ぼす可能性がある、と話すユーザーも見られます。
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