ビタミンB12欠乏性貧血

最終更新:2026年8月13日

ビタミンB12欠乏性貧血は、ビタミンB12不足によって十分な健康な赤血球を作れなくなる貧血である。長期間の欠乏では神経障害も生じ得る。[1]

原因

ビタミンB12は赤血球を作るために必要である。欠乏は摂取不足のほか、内因子が不足する悪性貧血、胃や小腸の手術、クローン病セリアック病などによる吸収障害、長期の一部薬剤使用などで起こる。[1]

症状

疲労息切れ、立ちくらみ、食欲低下、皮膚の蒼白、舌の発赤・腫れなどがみられることがある。欠乏が長く続くと、手足のしびれバランス障害、集中困難、精神状態の変化などの神経症状が起こる場合がある。[1]

検査

血算、網赤血球、血清ビタミンB12、メチルマロン酸、ホモシステイン、内因子抗体などを状況に応じて調べる。原因検索のため上部消化管内視鏡などが行われる場合もある。[1]

治療

治療は原因に応じてビタミンB12を補充する。食事由来の不足では経口補充が用いられ、吸収障害がある場合には注射、高用量の経口製剤、鼻腔製剤などが使われることがある。[1]

関連項目

ビタミンB12葉酸欠乏性貧血貧血を参照。

エビデンス・科学的評価

ビタミンB12欠乏性貧血は、欠乏の原因を治療しながらB12を補充すると改善することが多い。[1]

安全性・注意点

長期間のビタミンB12欠乏による神経障害は、治療開始が遅れると一部が恒久的に残る可能性がある。早期診断と補充が重要となる。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus Medical Encyclopedia: Vitamin B12 Deficiency Anemia ↩本文

カテゴリ:栄養・食事 / 症状・疾患 / 血液

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