早発卵巣不全は40歳未満で卵巣機能が低下する幅のある病態で、月経、妊孕性、骨、心血管、心理面に影響し得る。[1]
特徴
以前は早発卵巣機能停止と呼ばれたが、卵巣機能が変動し得るため早発卵巣不全という名称が用いられる。閉経とは異なり、卵巣機能や卵胞が残り、排卵が不規則に起こる場合がある。[1]
評価
無月経、卵胞刺激ホルモン高値、エストラジオール低値を確認し、妊娠、甲状腺機能低下、遺伝的要因など他の無月経原因を除外する。原因には卵胞機能不全・枯渇、遺伝、自己免疫、手術、化学療法、放射線などがある。[1]
長期的な影響
エストロゲン低下は骨密度低下や骨折リスクに関係し、妊孕性だけでなく心血管と心理面も含めた長期管理が必要になる。[1]
閉経との違い
POIは40歳未満で卵巣機能が低下する状態だが、卵巣機能が完全かつ永久に停止するとは限らず、月経や排卵が間欠的に起こることがある。この点で通常の閉経とは異なる。[1]
全身への影響
低エストロゲン状態が続くと骨密度低下や心血管系への影響が問題となり、妊孕性だけでなく長期的な健康管理が必要となる。診断では妊娠など他の無月経原因を除外し、月経歴とホルモン検査を組み合わせる。[1]
エビデンス・科学的評価
StatPearlsの総説は、定義、閉経との違い、診断に用いる月経・ホルモン所見、原因、骨と心血管を含む影響をまとめている。[1]
安全性・注意点
症状だけでは他の無月経原因と区別できず、診断には妊娠や甲状腺疾患などの除外が必要である。低エストロゲン状態による骨への影響を見逃さないことが重要である。[1]
カテゴリ:婦人科 / 症状・疾患
タグ:不妊 / 卵巣機能 / 無月経
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早発卵巣不全(POI)
早発卵巣不全は40歳未満で卵巣機能が低下する幅のある病態で、月経、妊孕性、骨、心血管、心理面に影響し得る。
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