計算
治療群の悪い転帰の発生率を対照群より差し引いたものが絶対リスク減少である。たとえば対照群20%、治療群12%ならARRは8ポイントで、100人治療すると8人分の悪い転帰を防ぐ計算になる。NNTは100÷8で約12.5となり、通常は約13人と表す。[1]
意味
NNTが小さいほど、同じ条件下では1人の利益を得るために治療する人数が少ないことを示す。ただし、NNTは対象集団のもとのリスク、観察期間、転帰の定義によって変わる。[1]
相対リスクとの違い
相対リスクや相対リスク減少は割合の変化を示す一方、NNTは絶対的な差を人数へ置き換えるため、治療効果を実際の人数として理解する助けになる。[1]
信頼区間と観察期間
NNTは点推定値だけでなく信頼区間とともに解釈することが重要である。また、同じ治療でも観察期間が変わればイベント発生率と絶対リスク減少が変わるため、NNTを示すときは対象集団、転帰、観察期間を確認する必要がある。[1]