心拍変動(HRV)

最終更新:2026年8月13日

心拍変動(HRV)は、心拍と心拍の間隔が時間とともに変化する現象を解析する指標で、自律神経機能の評価に広く用いられている。[2]

概要

心拍は一定の間隔で完全に規則正しく打つわけではなく、拍動間隔には変動がある。この変動を定量的に解析する方法が心拍変動(Heart Rate Variability: HRV)であり、自律神経機能の評価に広く使われている。[2]

自律神経との関係

自律神経系は心拍、血圧呼吸消化などを無意識に調節し、交感神経系副交感神経系などから成る。HRVはこうした調節の影響を受けるため、自律神経の評価指標として利用される。[1][2]

周波数解析

HRVでは、低周波成分(LF)や高周波成分(HF)などを解析する方法がある。従来はLFを交感神経、HFを副交感神経の単純な指標として解釈する枠組みが広く使われてきた。[2]

解釈上の注意

近年の知見では、LFとHFを交感神経・副交感神経に一対一で対応させる単純な解釈には限界がある。HRVは呼吸や心相互作用など複数の要因の影響を受けるため、自律神経機能を評価する際には解釈上の注意が必要である。[2]

関連項目

血圧交感神経系副交感神経系を参照。

エビデンス・科学的評価

HRVは自律神経機能の評価に広く用いられるが、LFやHFを交感神経・副交感神経の活動に単純に対応させる解釈には限界がある。[1][2]

安全性・注意点

HRVは測定指標であり治療法ではない。値の解釈には呼吸など複数の生理要因を考慮する必要がある。[2]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Anatomy, Autonomic Nervous System ↩本文
  2. PMC: Pitfalls of assessment of autonomic function by heart rate variability ↩本文

カテゴリ:検査・評価

タグ:HRV / ウェアラブル / 自律神経

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