機能性ディスペプシア

最終更新:2026年8月11日 最終確認:2026年8月11日

胃の痛み、もたれ、早期満腹感などが続く一方、症状を十分に説明する明らかな病変が見つからない状態。

概要

機能性ディスペプシアは、胃の痛みや灼熱感、食後のもたれ、少し食べただけで満腹になる感じなどが続く状態である。現在は腸脳相関に関係する「腸と脳の相互作用の障害」の一つと考えられている。

原因の考え方

胃の運動、胃の感覚、心理的要因など複数の要素が関係する可能性があり、一つの原因だけで説明できるとは限らない。患者中心の医療では、症状が生活にどの程度影響しているかも重要になる。

関連項目

過敏性腸症候群(IBS)腸脳相関ストレス反応(HPA軸)を参照。

エビデンス・科学的評価

機能性ディスペプシアには標準的な薬物療法や心理療法などがあり、補完的な方法についても研究されているが、療法ごとの根拠は一様ではない。症状の背景に別の病気がないかを確認することが前提となる。

安全性・注意点

黒い便、吐血、進行する嚥下困難、体重減少、持続する嘔吐などがある場合は自己判断せず医療評価を受ける。長く続く胃症状を「ストレスだけ」と決めつけない。

参考文献・参考情報

  1. NIDDK: Indigestion (Dyspepsia)
  2. NIDDK: Symptoms & Causes of Indigestion
  3. NIDDK: Diagnosis of Indigestion

カテゴリ:症状・疾患

タグ:機能性ディスペプシア / 消化器 / 腸脳相関

関連項目