炎症

最終更新:2026年8月11日 最終確認:2026年8月11日

感染や組織損傷などに対して起こる免疫・修復反応。短期の炎症は防御に必要だが、長く続く慢性炎症はさまざまな病気と関連する。

概要

炎症は、感染、けが、組織損傷などに対して身体が起こす防御・修復反応である。腫れ、熱、痛みなどとして見える炎症だけでなく、血液中の変化として捉えられることもある。

急性と慢性

急性炎症は感染防御や組織修復に必要な反応である。一方、炎症が長期間続く慢性炎症は、さまざまな慢性疾患の病態と関係する。

「抗炎症」という言葉

健康食品や療法で「抗炎症」が強調されることがあるが、試験管内で炎症関連分子が変化したことと、人の病気が改善することは別である。C反応性タンパク(CRP)などのバイオマーカーも臨床症状と合わせて評価する。

エビデンス・科学的評価

炎症の生理学的役割と慢性疾患との関連は広く研究されている。一方、特定の食品・サプリメント・療法が「全身の炎症を治す」といった広い主張には、個別の臨床試験による確認が必要である。

安全性・注意点

発熱、強い痛み、急な腫れなどは感染症など治療が必要な原因でも起こる。「自然に炎症を抑える」ことだけを優先して診断を遅らせない。

参考文献・参考情報

  1. NIEHS: Inflammation
  2. NCBI Bookshelf: Acute Inflammatory Response
  3. NCBI Bookshelf: Chronic Inflammation

カテゴリ:人体・生理

タグ:CRP / 免疫 / 炎症

関連項目