化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)

最終更新:2026年8月20日

化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)は、抗がん薬治療に伴って生じる吐き気や嘔吐で、治療直後だけでなく遅れて現れることもある。[1]

特徴

がん薬の種類や投与量などによって悪心・嘔吐の起こりやすさは異なる。症状は治療後早期に出るもの、24時間以降に遅れて出るもの、過去の治療経験をきっかけに治療前から起こる予期性のものなどに分けて考えられる。[1]

影響

強い悪心・嘔吐が続くと食事水分摂取が難しくなり、脱水体重減少栄養状態の悪化などにつながる。[1]

予防・対応

CINVは起こってから対処するだけでなく、抗がん薬の催吐リスクや患者側の要因に合わせて制吐薬を予防的に使用することが重要である。症状の程度や持続時間を治療チームへ伝え、必要に応じて薬剤を調整する。[1]

症状を抑える重要性

CINVは生活の質を低下させるだけでなく、栄養摂取低下、代謝異常、身体・精神状態の悪化につながり、重い場合には予定された抗がん治療の継続にも影響する。[1]

発症時期による分類

化学療法後早期に起こる急性、24時間以降に起こる遅発性、過去の治療経験などにより治療前から症状が出る予期性など、発症時期と背景により分けて考える。予防的な制吐療法は抗がん薬の催吐リスクに合わせて計画される。[1]

エビデンス・科学的評価

抗がん治療に伴う悪心・嘔吐は、適切な制吐薬の予防投与と症状に応じた追加治療によって軽減できる場合がある。[1]

安全性・注意点

水分を保てないほど嘔吐が続く、尿量が減る、強いめまいなど脱水を疑う症状がある場合は、早めに治療チームへ連絡する必要がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCI: Nausea and Vomiting Related to Cancer Treatment ↩本文

カテゴリ:がん支持療法 / 症状・疾患

タグ:化学療法 / 嘔吐 / 悪心

知識マップ

関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。

いま見ている項目 化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV) 化学療法誘発性悪心・嘔吐(CINV)は、抗がん薬治療に伴って生じる吐き気や嘔吐で、治療直後だけでなく遅れて現れることもある。 がん支持療法・症状・疾患 この記事を読む →

周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。

関連項目