鍼灸

最終更新:2026年8月13日

鍼灸は、鍼や灸を用いる伝統的な施術領域である。鍼では細い針を皮膚に刺し、手技または微弱な電流で刺激する方法があり、痛みを中心にさまざまな症状で研究されている。[1][2]

概要

鍼は、細い針を皮膚に刺して刺激する方法である。針を手で操作する方法のほか、微弱な電流を加える鍼通電もある。鍼は中国伝統医学に由来し、現在は世界各地で用いられている。[2]

厚生労働省eJIMの鍼灸エビデンス資料では、鍼、鍼通電、円皮鍼、温灸などを用いた国内の臨床試験が整理されている。対象は腰痛、肩や頸部の痛み変形性膝関節症呼吸器症状、消化器症状など多岐にわたる。[1]

作用に関する研究

鍼がどのように作用するかは完全には解明されていない。神経系への作用、刺入部の組織への直接作用に加え、期待や施術者との関係など、鍼そのもの以外の非特異的効果も関与すると考えられている。[2]

痛みに対する研究

背部痛頸部痛では、鍼が無治療や偽鍼より痛みを軽減したとする大規模な解析がある。ただし、無治療との差の方が偽鍼との差より大きく、非特異的効果も治療結果に関与すると考えられる。[2]

変形性関節症などでも鍼の研究が行われているが、疾患や研究方法によって結果は異なる。eJIMにも、日本で行われた多数のランダム化比較試験や比較試験が整理されている。[1][2]

安全性・注意点

鍼による重い合併症は多くないが、非滅菌針の使用や不適切な施術では、感染、臓器の穿刺、中枢神経系の損傷などの重篤な有害事象が起こり得る。米国FDAは鍼を医療機器として扱い、滅菌済みで単回使用と表示することを求めている。[2]

関連項目

吸い玉(カッピング)指圧・経穴圧迫漢方医学を参照。

エビデンス・科学的評価

鍼は特に痛みに対して多く研究されており、背部痛や頸部痛、変形性関節症などで一定の効果が示されている一方、偽鍼との差は無治療との差より小さい場合がある。[2]

参考文献・参考情報

  1. 厚生労働省eJIM: 鍼灸エビデンスレポート ↩本文
  2. NCCIH: Acupuncture: Effectiveness and Safety ↩本文

カテゴリ:伝統医学 / 身体療法

タグ:東洋医学 / 鍼灸

知識マップ

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