R-1グランプリ
4年以上にわたり、M-1グランプリやKOC、the Wの個人的な審査記事はこれまでこのブログにいくつも投稿してきたのですが、R-1グランプリはやってなかったので初投稿。
昨年度から芸歴制限がかかったり、MCに変更があったり、「グランプリ」表記になったりと衣替えを続けるR-1グランプリ。
今年はどうなるのか、それではいきましょう!
kento fukaya
実際の合計点数:449点
個人的な点数:85点
トップバッターということで難しい出番順でしたが、フリップ芸の斬新な見せ方で新しい空気感は醸せたのではないでしょうか。
緊張の舞台でしたが、見事にこなしたと思います。
画風がもう少し砕けずにシリアスな感じだと、よりボケとのギャップが生まれたかなと思います。
あと審査員の方の点数がかなり高いですね。トップバッターということにかなり配慮されている印象。これは良い傾向。
そして小藪さんが意外と褒めまくる。個人的にはM-1でいう上沼さんのようなポジションに収まっていくのかと思っていました。
そういう審査員もちょっと見てみたい気もしますね。
お見送り芸人しんいち
実際の合計点数:463点
個人的な点数:88点
「テレビの前で点数付けてる視聴者いじり」良いですね。完全に私のことですが、良いオチだと思います。大会ならでは。
ネタの内容がかなりお笑いや芸能、SNSに偏っていたため、
そのジャンルについて馴染みがある人と、そうでない人とではハマり方が違うかもしれません。
また、笑いの取り方自体も、近年ネットで浸透しているタイプの皮肉り方、いわば“バズったネタツイ”に近く、
そのタイプの笑いの構造がツボかどうかで笑いの量が変わったと思います。
皮肉のクオリティはかなり抜群のライン。
先程触れた通り、SNSをよく使う人ほど面白いと感じるネタだったと思います。
Yes!アキト
実際の合計点数:447点
個人的な点数:86点
敗者復活戦でやったネタとかなり同じネタで勝負をかけてきました。ここはちょっとウケ量が下がる要因にもなるのかな、と思いました。
さてネタ自体ですが、個人的には骨壷と十二単のくだりが特に好きです。
一発ギャグ連打が低評価につながった、というコメントが多かったですが、
展開や技術の上手さが評価されやすい風潮の中で、個人的にはむしろこのストロングスタイルはかなり好きでした。
吉住
実際の合計点数:463点
個人的な点数:84点
「アフリカ」のくだりは好きでした。
ただ皮肉や風刺という意味では、先にネタを披露したお見送り芸人しんいちさんと比べるとちょっと弱めには感じた部分が個人的にはあったかもしれません。
もっとえぐって良かったと思います。
審査員の方の評価はかなり高いですね…!
陣内さん同様、もうひと展開欲しかった気がします。
サツマカワRPG
実際の合計点数:459点
個人的な点数:86点
「大会近いもんな」1本でゴリゴリ押すタイプのネタ。個人的には前半部分の期待値はめちゃくちゃ高かったです。
ただもっと弾けた天丼が見たかったなぁ、というのが個人的な感想。昨年のM-1のハライチにも感じてこのブログにも載せたことですが、このタイプのネタは繰り返すたびに期待値を大幅に上回り続けて欲しいなぁ…と。
上回り方が微量で、個人的にはそれも好きなのですが賞レースであることを考えると、中盤からもっとイカレていっても良かったかなぁと。
本当に、前半の「これはめちゃくちゃ面白くなっていくのでは…」というワクワクは凄かったです。
あと、ネタ前のVTRで「ギャグの羅列はやめて、一本筋が通ったものを」というコメントをしているのを見て、
同じユニットでもYes!アキトさんとは戦い方を変えているのは興味深かったです。
ZAZY
実際の合計点数:464点
個人的な点数:89点
お見送り芸人しんいちさんよりも好き嫌いが比較的分かれやすい構造のネタでしたが、みなさんはいかがでしたか。
六角さんのくだり辺りからハマり始めて、ZAZYさんがアップになるカメラワークが個人的には好きでした。
好みは分かれるかも知れませんが、ドキュメンタルのザコシさんが好きな人はより面白かったのではないでしょうか。
…と言ってたらザコシショウさんご本人が触れましたね。
ザコシショウさんとZAZYさん、この二人は笑いのツボが近いのかもしれません。
寺田寛明
実際の合計点数:451点
個人的な点数:88点
星座のくだりは特に好きでした。
ただ一定のリズムで終わってしまった印象。
ZAZYさんでいうところの六角さんや突然のドアップのようなくだりがあると、大きな転調になったかなと思います。
個人的に笑いの取り方は一番好きでした。フリップ芸ではありますが言葉の力をとても強く感じます。
来年にとても期待。
金の国 渡部おにぎり
実際の合計点数:463点
個人的な点数:86点
鳥にさらわれている、という唐突で異常な設定が素晴らしいですね。
この異常具合がもっと見れると、より笑いが増えていったかなと思います。
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