【#鬼滅の刃】強い?妓夫太郎(ぎゅうたろう)と堕姫(だき)の最後についての考察【人間時代の過去回想】

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みなさんこんにちはこんばんは。
今回は妓夫太郎について。

妓夫太郎

上弦の陸の数字を与えられた鬼。
炭治郎達が最後まで交戦した上弦ということで、序盤の出番ながら印象に残っている読者は多いのでは。
血鎌を操るという血鬼術を使用しますが、脅威なのはその血鎌に付随する猛毒。
毒の強力さは、耐性のある音柱・宇髄天元でさえ時間の経過とともに衰弱していくほど。
さらに血鎌にかすりでもすれば猛毒によるダメージを受けることになるという初見殺し性能。
触れれば即アウトという性質は上弦の能力の理不尽さをよく表しています。

また堕姫と妓夫太郎、両方の首を胴から離すことができなければ倒せない点も上弦にふさわしい理不尽ぶり。
仮に宇髄天元がこの特性に気づいていなければ、勝負の結果は違うものとなっていたかもしれません。

さて結果として炭治郎たちによって討伐されますが、
妓夫太郎が登場する前に堕姫が手の内をある程度明かしながら交戦していた点、猛毒を宇髄に浴びせた後も退かなかった点から、
妓夫太郎が命を落とした後は無惨が「はじめから堕姫ではなく妓夫太郎が戦い、かつ猛毒を浴びせた後は撤退しておけば…」と呟く描写もありました。
無惨が「こうしておけば」と嘆く程度には妓夫太郎に勝ちの目があったわけで、その戦闘力の高さがうかがえます。

兄と妹

さて、やはり触れておかなければならないのは妓夫太郎と堕姫、兄と妹の関係性。
この二人が「なんだかんだお互いにとって必要な存在」であることは作中でも触れられていましたので、
ここでは作中で触れられていない点について考察。
例えば妓夫太郎と堕姫の両方の首が離れなければ死なない、という鬼としての特性がありましたが、
これも兄妹の関係性が反映された結果なのかなぁと。

「お互いになくてはならない存在であり、片方だけが欠けることはあり得ない」「死ぬ時はできれば二人一緒に」という、兄妹の強い想いがもしかすると鬼の特性に現れたのかもしれません。
もっと言えば、妹を守り続けてきた妓夫太郎の「隙の多い妹がいくら致命傷を受けても大丈夫なように」という想いが鬼になる際に色濃く反映された可能性もあります。
特に、人間時代に妹が自分のいないところで凄惨な目に遭っており、
二度とそのようなことを起こさないよう、自分が死なない限りは妹がどれだけ離れていても無事で居続けるような特性になったのかもしれません。
実際作中で描写されただけでもかなりの回数、堕姫は首を切断されていましたが、
この特性のおかげで何度も戦線復帰しています。

さて無惨は妓夫太郎達が退場した際、「人間としての部分を多く残していたものから消えていく」との発言をしています。
妓夫太郎達には比較的人間らしさが残っていたことがうかがえますが、
妓夫太郎たちにとっての人間らしさとはやはり兄妹間の愛情や、それに関する記憶、執念を指すものと思われます。
鬼ではあるものの、人間らしい感情を残していた妓夫太郎。
特にあの世に行ってからは、梅と共に人間の姿に戻っています。
「何度生まれ変わっても鬼になる」と決意するほどに凄惨な人生だったと振り返る妓夫太郎ですが、
妹の梅に関しては普通の人生を送らせてやりたかったと独白していました。

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