【#鬼滅の刃】かっこいい?童磨の過去と胡蝶しのぶへの恋について【感情のない鬼】

漫画

みなさんこんにちはこんばんは。
今回は童磨について。

童磨

十二鬼月の上弦の弐に位置する鬼。
飄々とした態度が特徴で、それは敵・味方、戦闘時・非戦闘時を問いません。
彼の最大の特徴は「感情が無い」という点。
人間をやめた鬼であっても喜怒哀楽の感情は持ち続けている中で、童磨は感情の類を一切持ち合わせておらず、
快・不快程度の感性しかありません。

さてここからは彼に大きく関わる考察になってきます。
まず自身の生死に関わる問題が起きた時にさえ何の感情も覚えない彼は、他の鬼や鬼狩りのような「生きる動機」が大きく欠落していると考えられます。
なにせ生きようが死のうが特に何も感じないわけですから、
逆に死ぬことに抵抗も覚えないわけです。

彼を動かしているのは感情ではなく使命感。
さて、人間時代の彼も鬼時代と同様に感情がありませんでした。
そんな彼が生まれたのは万世極楽教という新興宗教の教祖夫婦の元。
しかし感情がなく、目に見えないスピリチュアルなものを信じる理由がなかった彼に取って、
自分の元にやってくる信者たちの話はどれも愚かとしか思えない内容でした。
人間は死んだら無になるだけ、ということを理解できない人間たちの話を聞くうちに、「愚かで気の毒な人間を救済するのが俺の使命」と考えるようになります。
愚かな思考や行為に走る人間に対し、
人間時代は周りに求められる「神の子」を演じ、
鬼となってからは自分の一部にすることで永遠の存在にするという救済方法を取るようになっていったのです。

感情がない童磨にとって、この使命感こそが人間として、鬼として活動する動機でもありました。
ただ感情がないためにこの使命感自体にもそれほど執着がないようで、死に瀕した時には「もう人間の救済ができなくなる」ことを意識している様子はかけらもありませんでした。
自分の命や使命感にさえも何の感情も抱かないという、鬼の中でも異質な存在であることがわかります。

最後に恋をした鬼

さて感情が全くなく、自分の使命さえまともな執着を見せなかった童磨。
しかしそんな彼が初めて感情らしきものが芽生えた瞬間がありました。
それは彼の最期、カナヲ達の決死の攻撃によって首を切断され、
鬼としての生命が消えた後のあの世での会話。
命を落とした童磨の元に現れたしのぶに対し、まさかの恋に落ちます。
当然のことながら振られるわけですが、ここの童磨の心境については考察する余地があるところ。

そもそも童磨がしのぶに一般的な恋愛感情を抱いたかという点について。
自分が命を落とすという生物としての最終局面、そしてその原因がこれまで見下していたしのぶ達であるという衝撃、そして彼女らの執念深さを目の当たりにするなど、
あの時の童磨は、これまで存在しなかった感情の類が生まれてもおかしくない程の状態ではありました。

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