月曜日 天気-雨
電子機器の集積回路に住み、電磁波を餌とする虫。
そんな虫の脅威を、歩きスマホの風刺を絡めて描かれた作品。
今の時代、誰も彼もスマホをガン見、片手にはスマホの時代。
ここまで極端なことはなくても、スマホに夢中な人間にぶつかられたりした経験がある人はいるのでは。
もし作中の虫のような生物が存在したら、携帯ショップや家電量販店、発電所とかやばそう。色んな商品に住み着きかねない。
そしてそれらの商品を買った私たちの生活にも入り込んでくる。
その上人間の行動にも影響してくるとなるとこれはもう厄介極まりない寄生虫である。
ただ、この性質を利用することで医療や捜索などで役に立ちそうな可能性も感じる。
…まあ、やっぱり実害の方が大きそうだが。
D・N・A
山岸由花子、変わったな…!
岸部露伴の意見は凄くフラットで的確だと思った。
「普通」への矯正を思考停止で行うべきとは思わないし、
どこからどこまでが「普通」なのかの基準も明確ではない以上、下手に手出しもすべきでない。
本人が自分を受容した上で、それでもやっぱり「普通」になりたい、と思ったときに考えればいい話で。
あと、外野の我々はつい“ヘブンズドアーは便利だから、何かしらやってあげてもいいのでは”と思ってしまいがちだが、
“持っている者”からは当たり前のようにタカってもいい、と考えてしまう精神性こそ見直しが必要なように思う。
ヘブンズドアーの能力を行使する、ということは例えプラスの方向性であったとしても、相手の人生を曲げてしまう行為である。
そのことで何かが良くなることもあるだろうが、
反対に本来出会えた運命の人と出会えなくなる可能性だってある。
行動には責任が伴う。能力の発動も含め。
ストーリーに関しては色々な解釈があるかもしれない。亡くなった元彼が転生(憑依)したのでは、など。
個人的には“たまたま同じような口癖や経歴を持っている”だけだと考えることにした。
そっちの方が劇的で、運命的に感じるからである。
この辺りは好きなように考えるのが良いと思う。
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