テツノイバラ
600族から570族へ、今回取り上げるのは未来のバンギラスことテツノイバラ。
悪タイプを失い、新たに獲得した電気タイプ。
未来パラドックスポケモンは共通してエレキフィールド下で本領を発揮する特徴を持っているが、
未来の環境に適応する上で電気の存在は欠かせないのだろうか。
特にテツノイバラの場合は電気タイプを獲得するほど、環境に順応している…とも考えられる。
あるいは、そうまでしないと生き残れないほどバンギラスにとって逆風の環境だったか。
何より気になるのは、600族として高いステータスを誇るバンギラスが、
未来では強化されるどころかむしろ570族まで種族値を落としている点。
「他のパラドックスポケモンも570族だから」「600より上の種族値を、一般ポケモンとして出すわけにはいかないから」等のメタい事情は置いといて、
バンギラスからテツノイバラに変化する中で一体何があったのか。
バンギラスからテツノイバラになるにあたり、特攻と特防を大きく落としており、これがプラスに働く局面は基本的に無いだろう。
一方ですばやさが上がっている。
これらのことを考えると、現在から未来の環境になるにつれてバンギラスは
“受けてから攻めるよりも、先手を取ったり、相手から逃げ切る素早さが要る”と判断し進化していったのかもしれない。
自身の特防を上げる砂起こしを捨てたのもそういう事情があるのだろうか。
これまでの対戦環境におけるバンギラスを見てきた私からすると
“特防高くて砂おこしで更に耐久を上げれて、強いなぁ”という印象だが、
未来では耐久よりも素早いバンギラスが求められているのかもしれない。
“無駄な争いを好まない”という噂もあり、テツノイバラ自身も殴り合いより、スマートに戦闘を終わらせる・戦闘を回避する方法を好むのかもしれない。
10億年後のバンギラス?
「10億年後のバンギラスではないか」とする声も上がっている。
途方もないレベルの未来の話だが、バンギラスがこれだけサイバーな見た目に進化を遂げるとなると、
確かにこの数十年・数百年で出来る進化の話ではないだろう。10億年という年月が経っている可能性も十分にある。
ただ、それだけの年月が経過している未来となると、
現代では見られない未知の技やタイプのポケモンがいてもおかしくはなさそうなものである。
未来にしか存在しないタイプや技を持つポケモンを呼び寄せて研究しても良さそうなものだが、
流石に現代で分析できていないようなものを呼び込むのはリスクが高いと判断したのかもしれない。
まとめ
ということで、今回はテツノイバラについて見ていった。
ちなみにだが、“イバラ”という植物を想起させる名前ゆえに、「くさタイプ持ちか?」と予想して技を撃った人は多いのではないだろうか。
草と岩タイプの相性補完は割と噛み合っているので、
“草タイプかと思ったのに炎技や飛行技が半減された…”という人もいることだろう。ウソッキー同様の流れである。
まあテツノイバラに関しては、自分からそう名乗ったわけではないため騙そうという故意はないのだろうが。
というわけで今回はここまで。
また次回。
コメント