兄貴の覚悟が!“言葉”でなく“心”で理解できた!」
ビーチ・ボーイ
あらゆる物質を通過し、あらゆる物質に食い込む針を持つ、釣竿状のスタンド。
壁や鎧、鍛えた筋肉などの類では針の侵入は防ぐことができない。
釣り針も自由自在、したがっていきなり相手の心臓を狙うことも可能である。
釣り糸には受けた攻撃を跳ね返す能力が備わっているため、
スタンドへの攻撃も意味をなさない。
ビーチ・ボーイを操る本人をどうこうしない限り、ガード不可の釣り針に延々と命を狙われ続けることになる。
この対処法を相手に与えない厄介な攻撃こそがビーチ・ボーイの真骨頂といえる。
一見地味なように見える能力だが堅実な性能を持ち、攻撃面での弱点は“1人しか相手取ることができない”くらいだろう。
一方で、防御面は不安をかかえる。
釣竿状のスタンドだけで相手の攻撃を防ぎ続けるのはかなり厳しい。
やられる前にやるのが理想的だが、他に防御の手段としては
釣り針で周囲の物をたぐり寄せ障害物にするか、
釣り糸を自分の前に張り巡らせカウンターの機会を待つか…
くらいだろうか。
瞬間的な防御には不向きであり、複数方向からの攻撃にも対応し切れない。
回避能力を上げる能力が備わっているわけでもなく、せいぜい「釣り針を何処かに引っ掛け、釣り糸を収縮して移動」…ができたら良いな、というくらいだろう。
なお、釣り針を刺した対象を引き上げるには相応の力が必要。
そのため、ビーチボーイを最大限有効に使うためには、継続的な筋トレを行うのが望ましい。
日々のトレーニングを怠らず十分なパワーを獲得できれば、
仮に一撃で心臓に到達しなくても、一方的に相手を引きずり回し、体力を消耗させた上で仕留めることができる。
防御面に不安を抱えるビーチ・ボーイの運用法としては、“攻撃は最大の防御”として攻め続け、相手に反撃の隙を与えさせないのが良いだろう。
総じて、堅実な攻撃性能と、やや脆い防御性能という二面性を併せ持つスタンドであり、
防御に秀でるスタンド使いとタッグを組むのが理想的と思われる。
そういう意味では、相手を弱体化させ間接的に被ダメージを抑えることができるプロシュートとタッグを組んだのは、良い作戦と言える。
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