ねえねえ、雨崎さん
お、どうした?
猫って「ゴロゴロ」って音を発することがあるよね
ああ、あるな
かわいいよね
ああ、かわいいな
僕も猫だよね
ああ、猫だな
ゴロゴロ……
かわいいぞ
猫とゴロゴロ音
そもそもこのゴロゴロ音は、いつどんな時に鳴らすものなんだ?
うーん、甘えている時かな!
やはりそうなのか。
飼い主とのスキンシップ中、幸せそうな表情をしながらゴロゴロと鳴らす、というのはよく見られる光景だが
うん!
満足したり幸せだったり、そういったときにゴロゴロ鳴らしちゃうよ
!?
この猫は一体!?
俺が飼っている猫だ
私というものがありながら……
一夫多ニャイ制なんだ
この泥棒猫…!
ちなみに、この子も撫でたり抱っこするとゴロゴロ鳴らすぞ
気持ちいいんだね
お迎えしたのは生後3週目だったが、そのこの頃にはごろごろと鳴らしていたことを覚えている
はえー!
にしても、凄いポーズで寝てるね
可愛いだろ
可愛い
ちなみに、猫が初めて喉を鳴らすのは生後1週間目、とされている
はやい…!
僕もそうだったのかな
かもしれないな。
そして、このゴロゴロ音は母子間のコミュニケーション方法の一つなんだ
コミュニケーション方法なの?
ああ。
生まれたばかりの子猫は各器官が発達しておらず、そのままでは十分なコミュニケーションを取ることが出来ない
ふむふむ
そこで子猫は、ゴロゴロと音を出して「十分にミルクを飲んだよ」と伝えたり、
お母さん猫が、ゴロゴロと音を出して「自分はここだよ」と居場所を伝えたりするわけだ
なるほど!
ただ、このゴロゴロ音は苦しんでいる時やストレスを感じている時にも出すらしい
そうなの?
なんでだろう
お母さんや飼い主に助けを求めているのか、
あるいはゴロゴロ音を出すことで自分自身を落ち着かせているのかもしれないな
へえー…
あ、根本的な疑問なんだけどさ、僕達はどうやってこのゴロゴロを出してるの?
「喉から鳴ってるなー」くらいしか自覚できてないんだけど
このゴロゴロ音は、喉の筋肉が声門(2つの声帯のあいだにある隙間)を開閉させることで、空気を震わせて発せられているものらしい
そうなんだ!
我ながら凄い仕組みだね!
そしてこのゴロゴロ音、なんと人の身体を癒す力も持っているんだ
え!?
僕達、ヒーラーなの!?
白魔道士だな
赤魔道士や僧侶の可能性もあるよ
確かに
ケアル!
ケアルラ!
そこはホイミだろ
なんだって
さて、この猫が発するゴロゴロ音は、約25ヘルツの周波数。
この低周波は、人体を休める時に働く「副交感神経」を賦活させる周波数帯なんだ
リラックス音だ
人の気分を幸せにする「セロトニン」の分泌も促進するため、
「ゴロゴロ音を聞くと癒される」と感じやすいらしい
凄い力だ
ヒーラーだな
ホイミ!ベホイミ!
ねこ魔道士だな
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