【岸部露伴は動かない】「望月家のお月見」感想

ジョジョの奇妙な冒険
※記事内容につきましては、作品に触れた個人の主観に基づく感想・考察になります。

望月家のお月見

指輪を出された時点で“望月家の人間では無い”判定をされるというのは面白かった点。
正式に手続きを済ませていなくても見逃してくれるんですね。
これがもし結婚相手が婿養子に入ってきた場合は見逃されなかったんでしょうか。

ただ、今回長女が“ちょっとだけ抜け出し、無事帰ってくる”ことに成功しています。
本当は命の危機ギリギリだったのですが、しかし彼らは「ちょっとだけなら抜け出しても大丈夫なんじゃ…?」と思うようになるかもしれません。

そうなるとまた中秋の名月の被害者が増えていきそうな予感。

あと「望月家の人間は、中秋の名月以外は無敵」というのはメリットとデメリット、どちらが大きいんでしょうね。
中秋の名月が迫ってくると「もしかすると今年死ぬのは自分じゃ無いか…?」と憔悴に駆られそう。
当日なんて、月見どころじゃなさそう。何で死ぬのかわからないので、ことあるごとにビクビクしそう。

そう考えると、デートや野球の試合に出かけようとしていた子供たちのメンタリティえぐいな。

逆に、中秋の名月さえ乗り切って仕舞えば「よし、1年間は死ぬことがないな」と開放的な気分になるかもしれません。
重い病にかかっている場合は特に大きい。病気を乗り切れるのが確定するようなものなので。

あとは、「中秋の名月以外は死なない」という事実を信じるならば、
“下手すると死ぬかもしれない”ような戦い等に赴くことも可能か。

例えば、四部において仗助が望月家の人間だったら、中秋の名月以外は死なないことが確定しているので、何の不安もなく吉良吉影との戦いに参戦することができます。

とまあ、メリットとデメリットは色々ありますが…
“死ぬかもしれない日”が決まってる方が良いのか悪いのか、
みなさんはどちらが良いですか?

ちなみに

望月家の人間を殺せなかったから、通りすがりのライダーを殺したくだり。

「そもそも毎年望月家の人間を殺さないといけないノルマがあったんか」という点はありますが、それ以上に

「望月家以外の人間の命を奪うのなら、なおさら長女の命を奪っても良かったのでは」という感想。

だってもう望月家の人間ではないですからね。

長女は望月家の人間だからこそ命を狙われていたわけですが、

長女が望月家の人間ではなくなったことで今度は“望月家以外の人間の命を奪う”という任務の対象になってしまうわけです。

まあ、今回は見逃されましたが来年からは望月家の人間の暗殺に失敗したら、最も身近に存在する「望月家以外の人間」として、長女や婚約者が暗殺対象筆頭になっていきそうですね。

 

 

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