みなさんこんにちはこんばんはゆきるりです。
今回は大学入学共通テストについて。
共通テスト
大学入学共通テストとは
大学入学共通テストとは、独立行政法人大学入試センターにより行われる、日本の大学の共通入学試験として検討されている制度です。
従来の大学入試センター試験に変わる制度として調整が進められています。
センター試験と比較して
大学入試センター試験が全問がマークシートによる解答であるのに対し、国語・数学で記述問題が導入されるのが特徴です。
(※記述式問題が課される科目は従来の大学入試センター試験よりも試験時間が延長されます)
また英語では、大学入試センター試験で評価の対象とされていた「読む」「聞く」の2技能に加え、
「話す」「書く」を含めた民間試験が導入されます。
民間試験の利用については高校3年生の4月から12月の間に、
大学入試センターが認定した資格・検定試験を受検し、その成績とヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に対応した段階別評価が英語の成績として用いられることになります。
ただし2023年度までは、民間の試験と共通テストのどちらを活用するかは各大学に委ねられています。
出題される教科・科目は大学入試センター試験同様6教科30科目とされていますが、2024年度以降は簡素化が予定されています。
日程は大学入試センター試験と同様に1月13日以降の最初の土曜日及び日曜日の実施が予定されています。
また2019年7月4日時点で本試験での採点者に大学生のアルバイトを導入することが検討されています。
スポンサードリンク
目的
「大学入学希望者を対象に、高等学校段階における基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的とする。このため、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能を十分有しているかの評価も行いつつ、思考力・判断力・表現力を中心に評価を行うものとする。」
文部科学省高等教育局(大学入学者選抜改革について)
制度の問題点
さて、ではここからは
制度上の問題点について見ていきましょう。
受験機会
2020年に全都道府県で受検できる民間試験は3試験のみであり、例えば都心と離島では受けられる試験の数に差が開く要因となります。
また各検定料にも幅があるため受験生の経済事情が影響してしまうことから、
受検機会の公平性が十分に確保されているとは言い難いのが現状です。
受験結果
また各試験はそれぞれ測る力もその目的も異なるため一概に比較することができず、
受験結果の公平性を担保することが困難であるという点も問題としてあがっています。
採点への不安
プレテストを実施して多くあがったのが記述式問題における採点への不安。
従来のマークシート方式とは異なり記述式は模範解答とズレが生じた場合、どの程度のズレまでなら点を貰えるのかがわからず、
自己採点が正確に出来ないケースが出てきました。
スポンサードリンク
更に採点者に大学生のアルバイトを起用するという方針が検討されていることも問題点の一つとしてあがっており、
採点者による評価のブレや評価の信頼性の低さ、また機密保持の観点から、採点者に対する不安の声が多く寄せられています。
2020年は実施見送りへ
11月1日、共通テストの柱だった英語民間試験の活用の見送りを表明、
更に12月12日、国語と数学の記述式問題についても、実施の見送りを表明する方針を固めました。
これにより、大学入試改革は振り出しに戻ることになりました。
ネットの声
「7種類の試験のうち、全都道府県に試験会場が設けられるのは、英検と、『大学入学共通テスト版』をメインとするベネッセコーポレーションのGTECだけになる」為、この試験に受験生が集中すると。更にベネッセは61億もの税を使い記述問題の採点も担当。 見事なまでの独占利権。https://t.co/Y80xrx3Loo
— 異邦人オクローシカ (@Narodovlastiye) September 16, 2019
新入試制度への議論。
なんだこれ、ふざけんなよ
受験生はおまえらの実験台じゃねーんだよ pic.twitter.com/6TiaRs3CQm— クーニィから国民を守る党™️ (@moririn4312) September 23, 2019
コメント